rairaiken

2020年10月24日、本でしか知らなかった幻の店を、新横浜ラーメン博物館、支那そば屋、創業者親族らによって限りなく当時の味や器を再現させ開店。さすがラ博だと思ったのもつかの間、コロナ禍で外出自粛や施設休館などにより相当訪問が遅れてしまった。

らうめん青竹打ち(1100円)の食券を購入。

出てきたラーメンのスープを啜る。豚骨、鶏ガラ、煮干しなどの出汁の旨味とに醤油ダレの風味のバランスが綺麗に取れた味。今に伝わる東京醤油ラーメンのスープそのものだった。

角麺は、ややボソっとした食感であっさり噛み切れる。そして、出てくる旨味は甘みがやや弱く、僅かな粉っぽさある。今の中華麺との違いが端的に現れており、歴史を感じた。

具には、香ばしさと肉の旨味がたまらない焼豚に、甘過ぎず、辛過ぎずの絶妙な味付けのメンマ。かけられた手間暇がそのまま味に反映されており、細部まで再現にこだわった結果だと思いながら味わった。

昔の食べ物が復刻される事だけでも嬉しいのに、日本のラーメンの礎となった店である。いつまで出店しているか分からないが、可能な限り再訪して味わいたい。

神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
営業時間
11:00〜19:30
定休日 無