tatami


「青森ネギラーメン×アリラン×二郎という3種のハイブリッドらーめん」と食べログに掲載されており、果たしてどんな味なのだろうかと楽しみにしながら訪問。到着するとランチタイムとあって7人待ち、さらに後客も続いており、評判の良さを裏付けていた。

券売機に貼られた「生卵つけましょう」のキャッチコピーにラーメン二郎を感じながら、スタミナ中華セット(1000円)の食券を購入。

提供直前に尋ねられる無料トッピングは、にんにく(刻みにんにく)またはしょうが(刻みしょうが)、あぶら(味付背脂)、からめ(自家製香唐辛子)。今回は、しょうがとあぶらをお願いした。

出てきたラーメンのスープを啜る、おだやかな醤油、味はするが、主体とは呼べない程度の動物系出汁、そして多化調。店内に段ボール箱が積まれていたいりこ煮干しは、きっとどこかに隠れているのだろう。今時のラーメンスープとして、珍しいほど全体的に線が細く、トッピングも浮いた存在でアンマッチだった。

ゴワゴワの食感で、噛みしめれば強い甘さが出てくる太縮れ麺は、間違いなく主役。元直系二郎である富士丸には及ばないが、同じ特徴だった。

大振りだが、スープ同様おとなしい味付けのチャーシュー、玉ネギ、ニラ。

見かけは凶暴だが、中身はもっと頑張ってと声援を送ってしまいそうなラーメン。評判の味が必ずしも自分の好みと一致するとは限らないことを、久しぶりに思い知らされた。

東京都中央区日本橋小伝馬町15-20
営業時間
11:30~15:00
18:00~21:00
定休日