komugi

店名は知っていたが、訪問は初。到着すると10数人の列が出来ていたことに驚きながら、後端についた。

列が少し進み、向う側に製麺機が見えるウィンドウに、なんと12/22をもって閉店の貼り紙。建物老朽化による退去とのこと。初訪問で閉店の貼り紙を見るのは、数えるほどの経験。ならばトッピングも頼もうと、醤油味玉中華そば大(1110円)の食券を購入。

出てきたラーメンのスープを啜る。軽い挨拶代わりに油分が味覚を通過したのち、スープ本丸が登場。終始まろやかな食材由来の甘みが味覚を覆い尽くした。甘いがクドさはなく、途中で飽きることがなかったのがこのスープの真骨頂だと思った。

細麺は、茹で加減は硬めか柔らかめかと問われれば固め。高加水とも低加水ともつかず、モチモチ感、コシの強さ、小麦の力強い旨味が、まるでモグラたたきのモグラのように出ては引っ込むユニークさで唯一無二のもの。

具は、チャーシュー、久しぶりに半熟の黄身を味わった味玉、素材自体の味を活かす絶妙な味付けの穂先メンマ、三つ葉、スープの甘みを緩和する役目を担ってくれた白ネギとユズ。

再訪する機会を作れれば、淡路島産藻塩を使用した塩中華そば、1日15食限定という国産合鴨使用の鴨汁つけ麺や肉汁つけ麺も堪能したいが、恐らく他の店に向かうだろう。移転などは未定とのこと。再開まで待つことにした。

埼玉県越谷市越ケ谷2-8-22
営業時間
11:00〜15:00
18:30〜20:30
定休日