久しぶりに訪問。神田川のフェンス沿いに並んでいる時も、道を挟んだ店から漂ってくる魚介の香りで食欲をそそられ続けていた。

12月の訪問だったのに、辛つけ(900円)を注文。辛味多め別皿生玉子麺の上の呪文を唱えた。

相変わらず盛りが良い麺。適度に残る水が、麺がくっつく事を防ぎ、啜る事を助けてくれる。

ダシとタレが程良くバランスされたスープ。突出要員である辛味の効果がしっかりと感じられた。

一気に麺を平らげ、割って貰ったスープを飲み干し退店。

東京都豊島区高田3-10-21
営業時間
11:00～15:00
17:00～21:00
土・祝
11:00～16:00
定休日　日

あの声が聞きたくなったので訪問。

「せー－ッ!」

ラーメン中(750円)+青ネギ(100円)の食券を購入。

壁一面に貼られた客の名刺は、最近では珍しい光景だと思った。

出て来たラーメンのスープを啜る。豚骨や鶏ガラがふんだんに使われたであろうそれは、濃い茶色の見た目に違わぬ味の濃さを誇っていた。直系はタレの味が先行しているのに対し、こちらは明らかにダシの味が大差をつけていた。また、若干の臭みも伴っていたが、この類の店だと許せてしまう。

これ以上太いものは沢山ある麺。幸いスープは絡みついて離さない程の粘度ではないので、比較的柔らかな茹で具合でも埋もれる事なく、スープの隙間から健気に旨味を出していた。

具は、チャーシュー、家系のアイデンティティであるホウレン草、豪快に盛られた青ネギ、家系のアイデンティティである筈が、青物野菜にすっかりお株を奪われてしまった感があった海苔。

「ありがとうごさいま・・・したーーッ!」最後まで期待に応えてくれた。

東京都中野区中野3-34-32
営業時間
11:00～15:00
16:00～1:00
定休日　無

雑誌で名前は目にしていたが、北海道に縁のない当方は、行く事はなかろうと思っていた。それが向こうからやってきてくれた。今年は関東以外の地方から関東への出店が多く、大変ありがたかった。

醤油ラーメン大盛(900円)の食券を購入。

あら炊きとんこつとある通り、魚のあらを使っているのが特徴のスープ。東京では海神@新宿が先鞭をつけているが、あちらは淡麗こちらは白湯と対照的である。

そのスープを啜ると、油をまとった醤油ダレが勢い良く味覚へと向かってきた。このタレは力強く、ダシが追随してきても、最後まで旨味を併走させていた。高粘度だが、麺へ絡みつく程ではないとこうなるのだろうか。一方の肝心のあらは、明らかに豚骨とは違った重厚な旨味がスープに根を下ろしており、きっとこれがそうなのだろうとおもった。

太角縮れ麺は、十分なコシがありながら容易に噛み切れ、程良い弾力と小麦の旨味の広がりを口内で魅せた。中華麺だが、どこかうどんを思わせてくれた。

具は、柔らかいチャーシュー、メンマ、白ネギ。

北海道発の店らしい、寒い地方で食べるラーメンだと思った。行った日は寒くぴったりだったが、果たして夏はどうなるのだろうかか。

東京都新宿区新宿1-4-12
営業時間
11:00〜21:00
定休日　日・祝