豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2013年06月

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かなりの頻度で店前を通っていたが、入店は初めて。この系列は、閉店した平太周@板橋区での体験がトラウマとなって避けていた。それは丼にタレを入れてから、スープではなく麺を投入する事。あっという間に麺がタレを吸い、それはそれは尋常ではない塩辛さだった。今回、蒙古タンメン中本や壬生ばかりでも思い、思い切って入ってみる事にした。

醤油ラーメン(750円)+ネギ(100円)の食券を購入。

この店の最大の特徴は、麺に韃靼が含まれるている事。「日本蕎麦と比べ、血液をサラサラにするルチンが100倍多く含まれ、脳卒中や高血圧に効果があると言われている」ものを、背脂ちゃっちゃラーメンに取り入れるとは、何ともまあである。

ソース焼きそば並みに茶色い麺を、箸で引きずり出して啜る。思いのほか辛くなく安堵した。

一方、この手のラーメンで、昔指摘されていたスープのコクも、ごっつ@亀戸他やなりたけ@津田沼他には及ばないが、それなりにあった。

具は、チャーシュー、味付玉子、メンマ、このラーメンにはよくあう白ネギ。

店の蘊蓄で「体に優しい」とか「不健康な」という文言を見るが、体に良いのか悪いのか分からないラーメンというのは、ありそうで意外とないかも知れない。

東京都豊島区池袋本町2-1-1
営業時間
11:00~14:00
19:00~2:00
定休日 無

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いかにも連食して下さいと言わんばかりに、いずみと隣り合ってラーメン本に掲載されており、いずみの後に訪問。

メニュー写真と説明、更にスープと麺の蘊蓄が書かれた小さなファイルが、カウンター各席に置かれていたのには驚いた。

黒まる麺(670円)を注文。

蘊蓄には、「とんこつスープに揚げにんにくと黒ゴマで作った笑麺特製マー油を合わせた醤油味のら〜麺」とあった。早速スープを啜ると、色から想像するよりはるかにあっさりとしており、マー油も熊本ラーメンの様な強さはなかった。とは言え、それが悪い訳ではない。食べやすさを追求したというこの店のスタイルから出来た物であり、この界隈では他にはない豚骨らしいコクのある味わいである。若干醤油による塩気が強いかなと思ったが、許容範囲だった。

一方麺は、フェットチーネの様に平たく太い物。群馬南部では良く見られる平打ち麺だが、ここまでの物は記憶にない。しなやかな食感で喉越し良好。噛み締めて、しっかり詰まった旨味を溢れ出させる。

具はチャーシュー、白ネギ、ナルト、モヤシ、水菜。

麺とスープの組み合わせがユニーク。夏季限定でこれまた個性的な冷しメニューが出ており、店主の引き出しの多さが感じられた。

群馬県みどり市笠懸町阿佐美2834-7
営業時間
11:30〜14:30
17:30〜21:00
定休日 月・第4日曜

izumi


麺に竹炭を練り込んだラーメンがあると、ラーメン本で見てはや幾年。ようやく訪問する事が出来た。

郊外店らしく駐車場を備えた広い店舗。中に入り着席してメニューを見ると、セットメニューが豊富な、いかにも普通の中華料理店にある物ばかり。しかも、お目当てのメニューが掲載されておらず、店員に聞いたところ、別にパウチされていた。

竹炭麺(700円)を注文。塩味ととんこつ味から前者を選択。

表面はヌメリがあるが、それを越えると少しざらっとした舌触り。噛み締めてゆくとボソッとした食感から小麦の旨味が伝わってきた。その舌触りや食感はどことなく日本蕎麦を思い出させるものだった。

澄んだ見た目のスープは、癖がなく大変飲みやすい。メニューにはごく普通の醤油、塩、味噌の各ラーメンの写真があり、むべなるかなと思った。

具はチャーシュー、メンマ、ホウレン草、白ネギ。そして、白ゴマのアクセントは効果的だった。

普通の中華料理店でも、こんな個性を出せるのだなと思った。

群馬県みどり市笠懸町阿佐美1517-1
営業時間
11:00〜14:00
18:00〜22:30
定休日    木

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麺匠 咲弥@札幌の姉妹店として、麺仙 葵賀佐@千石が開店。その店長が虎龍@新宿を立ち上げ、元の店は名前を変え、別のラーメン店になった後閉店。一方麺匠 咲弥は、真武咲弥と名前を変え東京に進出と、飲食店の移り変わりの激しさをまたも感じた。

炙り味噌らーめん(780円)+ねぎ増し(100円)の食券を購入。

太縮れ麺を箸に彫られた溝に乗せ、啜り口内で踊らせる。舌がやけどしそうな程ではなかったが、それでも十分熱々。

炙った事は、香ばしさですぐ分かる。ラードで蓋がなされ、麺同様熱々のスープ。強烈なコクの持つスープに味の変化をつけるべく、中に入るショウガの他、テーブルに置かれた一味唐辛子と四川山椒をかけ、心地良い程度に刺激を増やす。

具は薄く切られたチャーシュー、やや甘く味付けられた太メンマ、モヤシ、玉ネギ、シーズンオフである事を忘れて頼んでしまった、ザクザクの食感の青ネギ。

一番最初に食べたすみれ@新横浜の様な強烈さはないが、それでも十分個性的。少し駅から遠いが、渋谷ですみれ系の味が食べられるのだから、それで良い。

東京都渋谷区道玄坂2-10-3
営業時間
月〜木
11:00〜5:00
金・土
11:00〜5:00

11:00〜2:00
定休日 不定

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ラーメン本に掲載されてから気になっていたが、日曜定休故、中々訪問出来ずにいた店。

鶏塩タンメン(700円)の食券を購入。

豊かな甘味をもたらすスープ。白湯だが高粘度ではないので、飲み易い。

太縮れ麺は加水率低めでボソッとした食感。スープの飲み易さとは対照的に、小麦粉の塊を噛み締める事もあった程。が、これはこれで悪くなかった。

二郎並みのモヤシとキャベツの比率。モヤシの瑞々しい食感はやはり良い。そして、鶏団子が程良いアクセントとなっていた。

濃厚スープに太低加水麺の組み合わせをそつなく仕上げる、今時らしい店。ハードルは高いが、再訪してみたい。

東京都台東区台東3-14-10
営業時間
平日
11:30〜15:00
17:30〜20:00

11:30〜15:00
スープがなくなった場合、夜営業なし
定休日 日

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