
ネットで知った店。
参弐つけそば(850円)の食券を購入。
北海道産の小麦を使った全粒粉入中太麺。黄色く縮れた加水高めの中太麺。白く加水低めの中太麺。たましゃもの丸鶏を使ったという醤油と塩味のスープ。3種類の麺と2種類のスープで「参弐」である。
これで思い出したのが、かつて恵比寿麦酒記念館で出されていた、ビールの飲み比べというメニュー。グラスに入った3種類のビールが一度に味わえるとあって、幾度か頼んでいた。さて、このつけそばの味はどうなのだろうか。
白色麺はどちらかと言えば塩が合っていた。この塩味のスープは麺を弾く印象があったが、この麺は比較的絡んでおり、善戦したと思った。
続いて全粒粉入麺。箸で持ち上げるとプンと香り、舌に触れると、如何にも全粒粉らしい味が出て来た。それぞれのスープとの相性は明確だった。柔道の判定のごとく醤油側に旗が振られた。
最後は黄色縮れ麺。醤油とはクラシカルな組み合わせ。塩とは何とかお互い歩み寄ったなといった感想。
チャーシュー、太メンマ、もう少し長めに蒸されていた方が好みだった鶏。スパイスがかかっていたのは珍しいと思った。
食べ比べを終え、このつけそばは、このままのスタイルを貫くのか、麺、スープ、具がより相応しい組み合わせとなって新たに出てくるのか、どちらなのかと思った。現状、スープは油と塩分が強く、スープやご飯で割っても飲み干そうとは思わない。麺もスープを弾くもの、やどちらのスープに合わせても決め手に欠けるものがあったりとで、これを続けて食べようとは思わない。入門編として用意するのは良いが、次の選択肢のつけそばを早めに用意する方が良いなと思った。
埼玉県川越市中原町1-23-3
営業時間
11:00〜15:00
17:00〜23:00
定休日 無