
やっぱり来てしまった、東京ラーメンショー第2幕。

信州☆王国の味噌らーめん
最初は、並びが少なかったこちらへ向かった。信州麺友会という長野県内の店で作られた会が出店。既にカップ麺が発売されていたが、当方知らず初である。
写真だけだと家系かと紛う見た目。そう思わせるのが海苔。ここまで大きなものは、麺バカ息子@京急蒲田以来である。
海苔に圧倒されながら食べると、中もハイレベル。10以上の蔵から選りすぐった味噌を合わせたというスープ。赤の辛味、白のまろみと甘さ、もっと複雑な旨味が味覚に伝わってきた。粘度はさほど高くないので、キレも相応にある。惜しむらくは、やや旨味調味料が強いかなと思った。
多加水麺はプリプリ感と、太さの割りに喉越しの良さが特徴で、スープとの相性も良好。一気に箸が進んだ。
海苔以外の具は、チャーシュー、味付玉子、信州らしい野沢菜。麺とスープの味を邪魔せず、脇からそっと存在を出す。何れもラーメンの具らしい立ち位置を守っていた味だった。
早速当りくじを引いた気分。今年のショーで、当方が食べたオリジナルメニューの中では、一番の出来だった。

ぎをん鶏白湯 鶏そば
2杯目は、またも列が短いという理由でこちら。京都 祇園らぁ~めん京(みやこ)が単独出店。
背脂ラーメンの様な見た目のスープを啜る。鶏がドシっと鎮座しており、甘さと強い旨味が味覚を支配。そして、ぽってり感は早々に去り、キレの良さも特徴であった。京都で出しているものをそのまま提供とあって、イベント用ラーメンの様な無理矢理が全くなかった。
低加水麺はスープの強い旨味に負けない様に、旨味重視にしたのだろう。スープに埋もれる事なく、スープと競い合う様に味を出していた。
甘味が強いが、決して嫌な甘さではない、手仕込み鶏ちゃあしゅう。京都と言えばコレ、の九条ネギ。食感とラーメンの邪魔をしない味で、下手なメンマより余程良かった焼きたけのこ。炙りチャーシューは良く見かけるのに、これは見かけない。もっと増えていいなと思った。
今回のショーでは、単独出店複数回目というところが多く、昨年食べた店を選択肢から外した結果、店選びに悩んだ。第1幕では杯数を重ねる毎に印象が悪くなっていったが、第2幕では挽回と言わんばかりに、スマッシュヒット連発となった。

九州久留米 元祖とんこつラーメン。
締めはやっぱり九州豚骨ラーメンである。
久留米 本田商店とモヒカンラーメン味壱家が組み出店。食券を回収しに来たスタッフにトッピンクの有無を尋ねられ、無しと答えたら、「ナッシング、ありのままで!」と面白く返してくれた。そのスタッフのヘアスタイルがモヒカン。店主かなぁ、それとも従業員かなぁ。そんな事を思いながら待つ。
単独またはコラボで、古典的なラーメンを出す。今年幾つかの店で見られた。このラーメンも、関東の人間でもイメージしやすい、適度に乳化した豚骨スープ。博多よりやや太く、先の鶏そばと見た目、太さ、加水具合がよく似ていた中細麺。定番である、青ネギ、チャーシューの具達。これらが組み合わせられ、完成度の高い味となっていた。
生み出し、伝統を守ってきた先達に敬意を払い、忠実に真摯に作り上げる。これも1つの方法なのだなと思った。
