豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2016年12月

izumiya-magome-ramen2

ラーメンWalker東京23区に掲載されていた店。到着し中へ入ると、白い壁紙に木製カウンターが目に入る。アメリカにちなんだ小物があちこちに飾られ、調味料等が入る容器も洒落た物が使われていた。味が第一、店内は汚くても我慢してねという、従来の家系ラーメン店のイメージとは対照的だった。

ラーメン並(750円)の食券を購入。家系でお馴染みの茹で加減、味の濃さ、油の加減は、全て普通でお願いした。

やや小振りの丼に入ってラーメンは出て来た。スープを啜る。鶏油、醤油ベースのタレ、骨肉からのダシ。あゝ家系だと思う。

中太麺は、本家と共通する太さで、やや固めに茹でられていたのは、東京に合わせたのだろう。勿論、家系の味。

具のチャーシューは、一口で食べてしまったが、柔らかな食感で、肉と脂のバランスが良かった。そして、スープに浸した海苔で麺やホウレン草を包み、最後まで味わえた。

修行先とラーメンWalkerで紹介されていた寿々㐂家@上星川の、家系版中華そばの様なあっさりとした味とも、吉村家の醤油ダレが強く効いた味とも違った、クラシカルな家系の味をベースに、今時のラーメンらしい力強さを持たせたもの。

東京都大田区東馬込1-12-2
営業時間
11:00~15:00(L.O)
17:00~21:00(L.O)
定休日 水

tasuku

千葉ラーメンWalkerに掲載され、気になり訪問。

みそらーめん(730円)+麺大盛(50円)の食券を購入。背脂の量が選べ、さっぱり(少なめ)、普通(こってり)ギタギタ(超こってり)から普通をお願いした。

味噌ラーメンと背脂の親和性は高く、醤油と比べまろやかで食べやすくなっているラーメンが多い。が、味噌を出し抜き、背脂ニンニク連合が味の主役に就いていたのがこのラーメンの最たるところ。弁慶@浅草のギタ以上のインパクト。背脂の量が普通でこれなのだから、ギタギタではどうなってしまうのかと思った。

スープ以外は低加水太麺、豚バラチャーシュー、メンマ、ニラとよく見られる組み合わせ。個性的なスープと何とかして調和を図ろうとしており、ある程度は上手く行っていた。

背脂以外に、鶏煮干しやつけ麺のメニューがあり、再訪した時にはこちらを試してみよう思った。

千葉県茂原市八千代3-12-1
営業時間
月〜水
11:00〜15:00
17:00〜23:00
金・土
11:00~1:00

11:00~23:00
定休日 木

shidare

出来た事は知っていたが、中々足を運ぶ機会が作れなかった店。

濃厚鶏白湯ラーメン塩味(750円)+ランチ限定Aセット(150円)の食券を購入。セットの内容はいずれも丼で、他にバターチキンカレー丼、鶏チャー山かけ丼とある中、奥久慈卵の贅沢卵かけご飯をお願いした。

塩味の為か、ポタージュ感全開のスープ。高濃度且つ高粘度で、その濃さに見合った鶏の強い旨味と、後半こっそり顔を出した魚介の旨味がしっかりと感じられた。単調な味にならない様、刻み玉ネギや糸唐辛子が有効なアクセントとなっていた。

鶏白湯ラーメンにはどんな麺が合うのか、当方も未だ分からない。この麺は細く低加水で強い旨味と、博多豚骨ラーメンを彷彿とさせるものだった。スープに負けずに己の特徴を出しており、これはこれでいいのかなと思った。

具は2種類の鶏チャーシュー、鶏団子、穂先メンマ、玉ネギ、青ネギとこちらも充実していた。

そして卵かけご飯。黄身が濃いオレンジ色である事が濃厚さの証の様な卵。この卵も然りで、弾力性に富みラーメンに負けない強い味を出す。チャーシューや海苔を脇に従え、自ら味を出す他、米にも味を染み渡らせる。名前通り贅沢な内容だった。

完成度の高い味。只、ここ1、2年で都内で鶏白湯ラーメンを出す店舗が増え、評判の良い所も多かったので、出来た時はまたオマ感があった。これはマニアの感想である。ランチや月毎の限定メニューが充実しており、機会を見つけ再訪したい。

東京都板橋区板橋2-62-8
営業時間
平日
11:30〜16:00
17:00〜0:30
土・日・祝
11:30〜0:30
定休日 無

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ラーメンWalker茨城に掲載されており、ずっと気になっていた店。

味噌ラーメン(800円)+ねぎ(150円)の食券を購入。味噌ラーメンは麺大盛りが無料との事だったのでお願いした。

小振りな丼に、大盛りらしい量の麺が入ったラーメンが出て来た。上には冷え固まったソボロがこんもりと乗せられていたので、早速混ぜる。

柔らかく茹でられてた中太麺は、もっちりとした食感と粘りが特徴で、粘りに見合った旨味も感じられた。そして、どこかうどんを思わせた。

スープは赤味噌ベースのタレに鶏白湯という組み合わせ。高濃度・粘度競争にエントリー出来そうな程で、そこから力強くもクドさのない旨味を出していた。

具はチャーシュー、そぼろ、メンマ、終盤にようやく味が出てきた白ネギ。

個性的な味噌ラーメン。駅から遠いが気合いを入れて再び食べに行きたい。

茨城県つくば市東光台2-10-15
営業時間
11:30〜14:30
17:30〜21:00
定休日 水

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連食なら博多豚骨ラーメンだが、似たタイプで未食だったこちらへ入店。

和歌山ラーメン(730円)の食券を購入。

入口脇に無料の風味替えがあったので、高菜を小皿に取る。最初風味替えの表記に気が付かなかった事と、勝手に辛子高菜と思ってしまい、食べてみて油か何かで和えた普通の高菜だった事に、拍子抜けだった。

ラーメンが出て来たので、早速麺を啜る。細く小麦粉の塊の様な低加水。更に、茹で加減の調整が書かれた表示が目の前にあり、博多豚骨ラーメンの麺と区別がつかない。

適度な濃度と粘度。ラードを上手く効かせており、醤油を変えれば博多豚骨ラーメンになるのではと思われてしまうスープ。

チャーシュー、カマボコ、メンマ、青ネギと、これは和歌山ラーメンらしい。

ラーメン博物館での井出商店も、最初の出店時に、その麺の柔らかさと醤油の存在感に衝撃を受けたが、再出店した時は博多チックな味なっていた。このラーメンもその方がいいだろう。

東京都立川市柴崎町3-6-29
営業時間
11:00〜23:30(L.O)
定休日 無

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