豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2017年08月


2015年以来の訪問。

金曜の夜だったので、限定の創作塩つけ麺(1500円)が出ており、その食券を購入。久々にラーメン/つけ麺にこれだけ払った。まぁ、交通費に比べれば安いが。

今回提供されるつけ麺の名前は「甘鯛」。石川県輪島産の甘鯛使用とあり、早速厨房から鯛がぷんと香ってきた。

カウンター席と対面している厨房。3人体制のテキパキとした仕事ぶりで、次々と出てくる。そうこうしているうちに、つけ麺が出てきた。

量が200gと300gから後者をお願いした麺。中太平打ちで、魚の如くプリプリ感が強い。そのまま食べるとただの中華麺。ところが汁に浸すと、油の力も借りた滑らかさと喉越しの良さ、そして感じる味といずれもがうどんである。どうしたらこんな変貌を遂げられるのだろう。

麺を変貌させたスープは鯛が香り、澄まし汁かと紛う見た目。啜ると強い鯛の後に強めの塩分が続くので、あゝつけ麺の汁だったと引き戻される。さて、麺との相性はと問われると、うどんの後に鯛が続かない。麺を啜る時にスープを少し多めに啜って釣り合った感じ。スープを吸わせる麺でも良かったかも知れない。

勿論、具にも鯛が使われている。麺側は鯛刺身。店主ブログによれば、昆布締めで提供直前に軽く炙っているとの事で、厨房から香ってきた理由が分かった。ポン酢と醤油が用意され、それぞれつける。軍配は醤油に上がった。一方、スープ側は湯霜された鯛。これはすまし汁の具の様にシンプルな味で、鯛を強調させるのに効果的だった。

鯛以外の具は、主役の座を奪われたチャーシュー、ネギ、木の葉。

待っている時に隣客を見ると、店員の解説付きで日本酒が一升瓶からグラスへ注がれていた。ンッ?!この店の営業スタイルは何だろうと、「割烹」とスマホで検索したところ、ウィキペディアがしっかり答えてくれた。

日本酒またはビールから始まり、お刺身とメインのつけ麺。締めは鯛茶漬けセット(50円)と、味はそのままに、倍速再生で雰囲気が楽しめる割烹。プチ贅沢な気分も味わいたいので、少し間を開けて行きたい。

営業時間
平日・土
※売り切れ次第終了
定休日
月曜(月曜祝日の場合、翌火曜も休)


この店から中野へ向かう途中に前を通り、大阪のラーメン店にありそうな店名に惹かれ、日を改めて入店。

究極のにぼし味噌らーめん大盛り(970円)の食券を購入。

訪問日は日差しはないが高湿度。厨房とカウンター席の間に吹き出し口がある為、冷房の効きはイマイチ。しかも、出てくるラーメンは中華鍋を煽って作られた味噌ラーメンと、汗だくになる条件は整った。

焦げ茶色の味噌スープに、煮干し粉が大量に入る。油が抑えられているので、味の煮干し枠がしっかりと確保されている。その名の通り、煮干と味噌の味が最後まで並走していた。

麺はまさかの全粒粉入りの太麺。さっくりと噛み切れ、強いスープの中でもしっかりと風味と旨味が出ていた。

具は、チャーシュー、たっぷりが嬉しいモヤシ、キクラゲ、白ネギ。

名は体を表す。このラーメンを推していけばいいと思うが、他に醤油味等があった。たべて拍子抜けしやせんかなぁと思いながら退店。

東京都中野区東中野4-30-16 
営業時間
11:30〜14:30
17:00〜22:00
スープなくなり次第閉店
定休日   火


駒込で何を食べるか迷った時の選択肢となっている店。

担々麺(790円)の食券を購入。

胡麻ペーストが味を牽引している豚骨ベースの全く辛くないスープに旨味が強めの中太麺。ニラ、キャベツ、エビ、キクラゲ、野菜と具沢山なのも特徴。

さて、他のメニューも試さないと。

営業時間
火~金
材料切れ次第終了
定休日 月(不定休有り)


支那そば八幡から秋葉原へ歩いている途中に茅場町を通り、この店の事を思い出した。懐かしくなり機会を作って訪問。

辛みそラーメン(850円)を注文。テーブル下に敷かれたメニューには、帆立、海老、昆布ダシ、秘伝(真好味)の素材でオリジナル。3日間かけて煮込んだスープと特製麺。チャーシューは国産高級肩ロースと、さほど大きくない中に結構な情報が詰め込まれていた。

メニューの下には、辛さの基準が書かれた紙が敷かれ、①の普通から、②ちょい辛、③大辛、④激辛、⑤尻泣かせ(知らんぞ)、⑥救急車(本気か)、⑦霊柩車(サヨナラ)と続く。美味しいのは④まで、⑥⑦はHPをご覧下さいとあったが、リンク切れで真相は不明。それにしても霊柩車って・・・

意外と早く出てきたラーメンはまるで勝浦担々麺の様な半濁の赤さ。辛さ普通を選択した事もあり、味覚を突き刺す辛さはなく、香辛料の名前に相応しい効かせ方。そこからまるで雲が去ったかの様な素材由来の甘みへと変化した。

普通盛りなのに意外と多い量の細麺。札幌味噌より少しだけ細く喉越しが良い。スープを良く持ち上げ甘さが乗り移っていた。

具は、サービスだった味付け玉子、モヤシ、青ネギ、白ネギ、てっきりスライスされたものが乗るのかと思ったら、まさかのブロックチャーシュー。そして、このラーメンで一番の謎であったハム。

優しい味だった事に安堵。また思い出したら行こう。

東京都中央区日本橋茅場町3-8-12
営業時間
11:00~15:00
18:00~23:30(L.O)
定休日
土・日・祝


前回同様、駅から歩いて向かったところ、意外と早く到着。歩き慣れたかも知れない。

扉を開け、食券機の大きなボタンを前に、今回も肉味噌にしようかと思ったら、券売機上に置かれた限定メニューの写真が目に入った。

そのメニューである、渚のタンメン(750円)+大盛り(100円)。煮干しの食券を買って注文。メニューには、高級伊勢あおさを使ったタンメンとあった。

恐らく味噌と一緒であろうスープを啜る。鶏と野菜を煮込んだ穏やかな味がゆっくり立ち上る。一緒に入るキャベツ、モヤシ、そして高級伊勢あおさの旨味が、そっと肩に手を乗せるか様に味を添えていた。

加水高めの中細麺。もちもち感と良好な旨味を出していたが、大盛りを頼んだのは失敗だった。スープが少なく、麺がくっつき気味となっていたからだ。

終盤はとろみが出て、穏やかな甘さとなったスープを飲み干す。甘さばかりが目立ったが、辣油と思しき油と丼底に潜み、最後に噛み締めた鷹の爪が、この店のタンメンらしさだと思った。

神奈川県相模原市中央区東淵野辺1-11-28
営業時間
平日・土
11:30~15:00
17:00~22:30
日・祝
11:30~15:00
17:00~21:00
定休日   不定

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