豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2017年11月


昔、ラーメン本で知ったが、未訪問のままだった店。関東での熊本ラーメンは、桂花以外は各地に点在している印象で、訪問が大変だが、先日この店からの帰りに前を通り過ぎ、これ幸いと機会を作った。

店の扉を開けると、中は広く、カウンター、座敷、テーブルと一通り揃った席種。若いスタッフ5〜6名で営業しており、活気があったのは予想していなかった。

熊本ねぎラーメン(850円)の食券を購入。

しっかり豚骨の旨味を出しつつ、脂が少なく、切れ味重視のスープ。桂花よりも明らかにあっさりしている。

麺は中細麺加水低めで、熊本ラーメンらしい旨味を持ったもの。桂花より気持ち細めかも知れない。スープと相性は全く問題なかった。

具はチャーシュー、味付玉子、青ネギ、キクラゲ。

熊本ラーメンにも差異が感じられ有意義な訪問だった。

営業時間
平日
土・日・祝
定休日    水

jinrikisen


「房総式ラーメン」を提供する店。Walker千葉やTRYラーメン大賞の2018年版に掲載されており、これは面白そうな店だと訪問。

味噌(830円)+中盛(70円)を注文。辛さ(抜き〜大辛)、おじやとトッピングの有無が選べ、辛さを小辛、おじやとトッピングは頼まず。

蘊蓄には、豚骨、鶏、昆布、煮干し、香味野菜等から取った濃厚出汁+自家製ラー油で辛味をつけたスープに、大きな鶏肉がたっぷり200グラムも入った満足度100%のラーメン。房総に古くから根付くラーメンをリスペクトしたとあった。

出てきたラーメンのスープを啜る。高濃度・粘度のどろどろ。確かに味噌味だが、どこかカレーを彷彿させる。雑誌を見返すと、山椒等の香辛料が加わるとあった。

細平打ち麺はパスタの様な特徴で、むしろ中華麺らしさを感じられることがない程。しかし、全く不満は感じられない。

調味液をつけた生のものをスープで沸かしてから調理するという鶏もも肉は、申し分ない味で定食メニューとして出してもよい程。キャベツ、玉ネギ、糸唐辛子も味変要員としていい仕事をしていた。

オリジナリティ溢れるラーメン。日曜定休とハードルは高いが再訪して違う味も食べてみたい。

千葉県習志野市大久保1-16-18
営業時間
11:00〜14:45(L.O)
17:00〜20:45(L.O)
定休日    日

hopeken

MURAYAMAホープ軒を訪問し、ならばこちらもと訪問。

中華そば(650円)を注文。

MURAYAMAホープ軒より乳化しており、旨味調味料を味方につけた、いかにも東京の豚骨醤油らしい味。

中細縮れ麺は加水やや低めの旨味重視。

具は、チャーシュー、多めの量が嬉しいモヤシ、メンマ、海苔。

MURAYAMAホープ軒とは何もかもが違っており、食べ歩きの面白さを再認識させてくれた。

東京都豊島区北大塚2-14-8
営業時間
11:30〜2:00
定休日 日

men_raiken

ツイッターで知った店だが、後で手持ちのラーメン本を広げると、2001年創業で、2008年発行のラーメンマップ栃木にも取り上げられていた事が分かり、相変わらず当方の斜め読みっぷりが裏付けられた。その時と大きく違うのが営業時間。何と朝7時から始まり、14時に終わる。この辺りで朝ラーメンという文化は耳にしないから、この店ならではだろう。

日曜昼に到着すると予測通りの行列。店頭に置かれたボードに止められた紙に名前を書いて待つ。順番が来て中に入ると、白を基調とし、カウンターやテーブル椅子を合わせ木がふんだんに使われた今風の店内である。

煮チャーシュー麺(700円)+麺大盛り(50円)を注文。

塩味のスープを啜ると、最初は熱い湯としか思えなかったが、ジワリジワリと洗練された旨味がせり上がってきた。鶏とホタテかな?うーむ判然としない。それ程複雑な味であることは間違いない。公式HPには材料記載なし。唯一出ていたラーメン本には鶏ガラ、豚足、アジ、サバ、貝柱とあったが、これも今ではどうなのでだろうか。

中細平打ちの麺は、どこか佐野ラーメンを思わせる。柔らかな茹で加減で、具のチャーシュー諸共すぐに形を崩す。旨味と引き換えに。

具は煮チャーシュー、塩の存在を一番感じた太メンマ、ホウレン草、白ネギ。

最近は、味噌を主に高濃度・粘度のスープのラーメンを数多く食べていただけに、対極であるこのラーメンは新鮮ですらあった。色々なラーメンを食べなければ。

栃木県芳賀郡芳賀町西水沼2211-3
営業時間
7:00〜14:00
定休日    火(祝の時は営業)

幾度か店前を通っており、どんな店かと思って入店。

正油らーめんの食券を購入。

豚骨をベースに濃口醤油で旨味を引き出し、豚骨鶏野菜をじっくり煮込みあっさりと仕上げたと謳うスープ。こってりかあっさりかと言われればあっさり。どちらかといえば角の取れたまろやかさが特徴。浮かぶ背脂は存在を感じられる程の硬さ。

太強縮れ麺を啜ると、製麺してから寝かせているのか、楓@荻窪程ではないものの力強い旨味が出ていたのは少し驚いた。

具は、スライサーで切りました然としたチャーシュー、塩気がやや強めのメンマ、モヤシ、白ネギ、海苔。

マニア向けでない味なのは確か。なのに撮影&携帯電話使用禁止と、ここはマニア向け対策。麺とスープでも見られた凸凹が特徴か。

営業時間
11:30〜24:00
定休日    無

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