ネットや雑誌を見て知っていたが、中々行く機会が作れなかった店。
白を貴重とした店内にジャズが流れる。カウンターやテーブルは木が使われ、カウンター上には観賞植物があしらわれる。レジ脇には、丼やレンゲの他、おろし、水煮、味噌、佃煮、ジャムと山椒の加工品が小瓶で売られており、カフェを相当意識した造りだった。
小麦粉は石臼を使って牽かれるとあった。店頭に置かれたものは使用感がないが、ディスプレイ用で稼動用は別にあるだろうか?
麻婆麺(980円)を注文。辛さレベル1〜5から選べるが、普通で通ってしまった。
出てきたラーメンのスープを啜る。甘みから辣油の辛さへ移る。やがて痺れが加わり仄かに痺れを残し次の味となる。
麺はまさかの春雨!と思ったら、平打麺が顔を出した。小麦粉の旨味の主張が強いものだつた。
具は、そぼろ、ゴボウ、ナス、ニラ、シメジ、小松菜、刻みネギと多種かつユニーク。
これだけの食材が絞りの強い小振りの丼に入り、実に賑やか。それをきっちりと味をまとめたのは凄い。食べ手は、具が去ったと思ったら、スープやら麺と味覚の切替に大忙し。コース料理を丼の中で体験し、会計へと向かった。
東京都杉並区阿佐谷南2-42
営業時間
11:00~23:00
定休日 無