
ラーメン店検索アプリで見つけた店。生姜と聞いて思い出すのは「ピカ一ラーメン」。オーソドックスな東京醤油ラーメンの見た目から、嘘偽りなしに強く生姜が効いた味は今でも通用するのではと思った。また、最近関東で長岡生姜醤油ラーメンを出す店が増えており、そのきっかけは長岡から出店した青島食堂@秋葉原だろう。初めて食べた時に、東京に生姜醤油ラーメンが帰ってきたと嬉しくなったことを思い出した。
そんなことを思いながら店の扉を開け、醤油ラーメン(800円)の食券を購入。
サイトの写真を見てあれ?とは思ったが、出てきたラーメンは白濁し油が目立つ。スープを啜って更に驚いた。煮干しと思しき魚介の軽快なパンチが味覚を捉え、動物系出汁がボディを揺らした。かつて流行った濃厚豚骨魚介程ではないが、味の方向性は同じ。肝心の生姜は、上に乗せられた具である。
平打縮れ多加水麺は、モチモチの食感から柔らかくふわっとさせながら小麦粉の旨味を出していた。想定外の麺だったが、これはこれで良かった。
具は、七輪でしっかり炙られたチャーシュー、味覚を一瞬で変える程辛味の効いた刻み生姜、メンマ、白ネギ。
後でもう少し調べてみると、かつて神保町で営業していたが2016年に閉店し、2017年この場所に開店。店主は代わり、味も神保町時代に変えられていたようだ。相変わらずの情報斜め読みに自身で呆れてしまった。まぁこれがあるから楽しいのだが。
東京都大田区池上6-6-8
11:30〜15:00
17:30〜24:00
定休日 無