豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2019年08月

kirinji

思い立ったら吉日と、名前だけはうっすら記憶していたこちらを訪問。

中華そば醤油(750円)+替玉(150円)を注文。替玉も一緒に出してもらう様にお願いした。

撮影後、すぐに替え玉の麺を丼に入れ啜る。日本そばそっくりの食感と、そば粉を小麦粉に置き換えた味に、それはそれは驚いた。

鶏の芳醇な旨味と醤油の風味が活きたスープは、上質で驚異的な一体感のある味。鷹の爪が絶妙なタイミングで鶏断ちをし、次の鶏へバトンタッチ。ゆずが締める完璧な構成であった。

具は、低温調理豚チャーシューと胡椒がうっすらきいた鶏チャーシュー、大きな穂先メンマ、小ネギ、白ネギ。

訪問して良かったと素直に思えた店。駅までの足取りもなんのそのだった。

長野県長野市川中島町原657-4
営業時間
平日
11:00〜14:30(L.O)
17:00〜21:00(L.O)
土・日・祝
11:30〜21:00(L.O)
定休日 無

fujiya

ラーメン店検索アプリで見つけた店。

中華そば(600円)+麺大盛り(150円)を注文。

青竹で打たれた麺は、かなり細く薄く崩れそうなほどだが、きちんと啜れてコシも感じられた。さらに噛みしめると、口内でとろけるように旨味が出てきた。

鶏ガラ、豚骨、煮干しのダシと醤油ダレとで、優しく味覚を包み込む味のスープ。

具はチャーシュー、味付玉子メンマ、小松菜、メンマ、白ネギ。

細く繊細ながら、しっかりと大地に根をおろした味。老舗の凄みを感じた。

埼玉県秩父市桜木町1-5
営業時間
11:00〜14:30
17:30〜20:00
定休日 木

ganko

この辺りは随分通っていたが、この店は初訪問。そもそも、場所を調べようともしなかったのだが。

骨がぶら下がっていた事を確認して中に入ると、店内も古い造り。先日行った筑波軒には及ばないが、時が止まっていたことは同じだった。

期間限定メニューとあった、塩こってりラーメンふつう盛(900円)を注文。

がんこといえばしょっぱいスープ。今回、
塩角はある程度丸められており、飲む事を放棄するほどではない。その丸め役が豚。メニューに、豚コラーゲンをスープに入れた塩ラーメンとあり、丼底には豚そぼろが大量に沈む。スープを啜るとダシのほか、やや粘度の強い液状のものを感じたので、これがコラーゲンだろう。そんなスープを黄色い麺ががっちり吸って、塩気がある小麦粉の塊と変貌させていた。

事前に見たラーメン店検索アプリにこのメニューが紹介されていたが、掲載月日が3月。訪問した7月でも提供されていた。時が止まった店内と合わせて、この店を物語っていた。

東京都新宿区西早稲田3-15-7
営業時間
12:00〜21:00
定休日 土・日

benten

復活したことは知っていたが、日・祝が定休日、行かれる土曜日は行列と、中々足が向かなかった店。ようやく平日に行く機会が作れたので訪問。

到着すると外待ちは1名。しばらく待った後、「どうぞ」の声で店内に入り、塩ラーメン(900円)の食券を購入。麺量は中盛をお願いした。

待っている時に漂ってきた匂いで、記憶が蘇ってきた。出て来たラーメンのスープを、それまでおあずけを食らっていた犬の如く啜る。豚骨、鯖、鰹、煮干し等の乾物、提供寸前に雪平鍋から注がれる熱々の香味油、トッピングのショウガ。それらが素早く一体化しつつ、各々の個性がしっかりと感じられる味となった。

柔らかな茹で加減の太麺。小麦粉、水、空気などの材料が、旨味、みずみずしさ、ふっくらもちもちとした食感へと変化しており、350グラムある量を忘れるほど、夢中で啜り続けた。

具は、わらじの様な大振りのチャーシュー、やや甘めの味付けだった太メンマ、白ネギ、海苔。

思い出の味がそのまま味わえ、平日に休んでまで食べて良かったと素直に思えた。次回はつけ麺を食べなければ。

東京都練馬区旭町3-25
営業時間
11:30~14:00
スープ・麺なくなり次第閉店
定休日 日・祝

tsukubaken

ラーメン店検索アプリで見つけた店。下館には幾度か来ているが、下館ラーメンがあるとは知らなかった。アプリによれば、この店が元祖とのこと。現在の建物は昭和40年頃に建てられたらしいが、もっと古く感じられた。

中に入ると、どこで注文していいのか分からない程、店主と先客とが話しに興じていた。

ワンタンメン大盛り(600円)を注文。

スープを啜る。鶏ガラのダシがはっきり伝わるのに対し、醤油ダレが弱い。そのフォローは鶏肉が担う。鶏肉を噛み締めると、同じタレが染み出て、口内で合わせて丁度良い味となる。

柔らかな茹で加減の麺は、特筆すべき点はないが、スープと良く合っていた。

皮は手で薄くする。ローラーを使うと曲がってしまうからと、店主が繰り返し話していたワンタン。スープ色をまとい、小振りで麺と同化していた様は、まるで昆虫の擬態。気が付かないと麺やスープと一緒に飲み込んでしまい、肉の旨味であれっと気がつく。でも、これはこれで良かった

客に気が付かれない様に、少しずつ味を変えるというラーメン店主の発言を時折媒体で目にするが、このワンタンメンの様な時が止まったままの味を体験すると、説得力があるなと思う。

茨城県筑西市丙219
営業時間
11:00〜20:00
定休日 不定

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