豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2020年09月

kikanbou

すっかり行列店になって足が遠のいていたが、並びがなかったので訪問。

パクチーラーメン(1050円)の食券を購入。唐辛子のカラ、山椒のシビはいずれも普通でお願いした。

スープを啜る。甘いベースにカラシビを盛っていくイメージだが、散々飲んだ後だったためか、そこまで甘さは感じず。カラシビが穏やかに味覚を刺激し、パクチーの香りが味を花を添えていた。刺激を追い求めなければ、これでいいのかも知れない。

加水高めでもちもちの太麺。スープに埋もれることなく、旨味がしっかり伝わってきた。啜りながら、出身店である麺屋武蔵を思い出したが、以前も同じことを書いていた。

具は、角煮豚、パクチー、主役の座からすべり落ちたヤングコーン、青ネギ、しそ、モヤシ。角煮の力強い味、パクチーの味変力、冷涼感のモヤシ、金棒役のヤングコーンと完成された役割分担で、強いスープと麺と対等の力を出していた。

麺屋武蔵 鬼金棒。

東京都豊島区東池袋1-13-14
営業時間
11:00~22:00
定休日 無

maboroshiken

ラーメン店検索アプリで見つけた店。昭和62年9月に創業。初代店主のタレントの島田洋七氏より現店主が引き継ぎ、今に至る。長くラーメン雑誌に掲載されていたようだが、全く気が付かなかった。

とんこつ正油ネギラーメン(820円)を注文。

東京豚骨醤油ラーメン並にびっしりと脂が浮かぶスープ。啜ると、明らかに東京豚骨醤油ラーメンのそれより煮込まれており、博多豚骨ラーメン並みの濃度とコク。そして、タレの醤油によって博多ラーメンとも違った味。

これより太い博多ラーメンもあるくらい細く、博多とは違った多加水が特徴の麺。スープとの絡みも良く、あっという間に啜りきった。

厚さは薄いが味は良く染みていたチャーシュー、味付け玉子、トッピングに見合った量が嬉しい青ネギの具。

見た目はいかにもコッテリラーメンだが、全般に優しい味わいだったことが一番印象に残った。

埼玉県所沢市南住吉21-40
営業時間
平日・土
11:30~4:00
11:30~3:00
定休日 無

akanoren

替え玉ならぬ替え店。新しい福岡の味である月やから1978年創業の老舗へ徒歩で向かう。ボリュームが控えめなラーメンだからこそ出来る。

らぁめん(750円)を注文。

飲めば骨片が感じられ、脂やコラーゲンに魅せられながら、後味はすっきりのクラシカルな豚骨スープ。

細さ、旨味、やっぱりこうでなきゃの麺。博多/長浜ラーメンには、こんなに太いのと思わせる麺を使っている店があるが、こちらはそんなことはなく、期待通りの麺が味わえる。

コリコリの食感の細メンマは、これまで太メンマか穂先メンマが多く、久しぶりで新鮮さがあった。

今回が初訪問だったが、日曜営業が始まり訪問しやすくなったので、この辺りの散歩途中に立ち寄ってみたい。

東京都港区西麻布3-21-24
営業時間
平日・土
11:00~5:00
11:00~19:00
定休日 無

butasobatsukiya

広尾にできたEAT PLAY WORKSという施設の1・2階にある、「THE RESTAURANT」は色々ユニークである。駅近で建物は新しいが、さほど大きくはない。通り沿いに入口はなく、入るには建物脇の路地を進む。中に入るとうなぎの寝床の様なフロア。中央が通路で左右にある店舗の間隔は、屋台のようにギュッと詰まっている。訪問する店は2階にあるが、階段がフロアの中心にでんと鎮座しており、より店舗間が密集していた。

豚そば(800円)を注文。

カウンターに置かれた食べ方指南書に「まずはスープを」とあったので、レンゲを入れる。素直な豚骨味で、脂、コラーゲン、臭みとは無縁。公式サイトに「“豚骨”の概念を突き崩す透き通ったスープ」とあったが、関東の人間からみれば博多ラーメンの概念を突き崩すである。

細く低加水で旨味重視と、博多ラーメンの概念をしっかり受け継いだ麺。従来の博多ラーメンより、味の構成において麺が占める割合は増えたが、突出することなくしっかりバランスが取れていたのは見事だった。

具は小ぶりながら味の染みたチャーシュー。出汁と具に同じ食材を使用する、汁物ではよくある手法。ラーメンでは当たり前過ぎて気にすらしていなかったことを思い出させてくれた。

ある程度食べてから別皿の小ネギを投入し、カボスを絞ったが、ピュアな豚骨に邪魔者が加わったようで、入れなくても良かったかもしれない。

福岡の新しいラーメンの味を東京に。今は自己紹介の段階だが、これからどうするのだろうか。公式サイト内の本店は「飲んだ後の新定番」というキャッチコピーがあり、こちらもアルコール類やモツや焼売等のサイドメニューがあった。軽く飲んでラーメンで締める。施設、店舗、ラーメンの味と新しさを提供して昔からあるニーズに応える。果たしてどうなるだろうか。

東京都渋谷区広尾5-4-16 Gems広尾2F
営業時間
平日
11:30〜16:00
18:00〜22:30(L.O.)
土・日・祝
11:00〜22:30(L.O)
定休日
火(祝日の時は水)

hopeken


2011年より前に訪問したが、いつかは分からない位久しぶりに訪問。

ネギラーメン(950円)の食券を購入。立ち食いをしたかったが、スペースがなかった為、2階席へ案内された。

ラーメンが出てきたので、麺をひと啜り。ボソッとした食感からあっさり噛み切れる太麺で、十分な旨味を味覚に伝えてくれた。

続いてスープを啜る。クラシカルな東京豚骨醤油味だ。軒並み味が濃くなった今となっては、これもありなのかなと思えてきた。

予備知識がなく、辛く和えられているか否か、果たしてどちらだろうと思ったネギは、和えられておらず当方にとっては当たり。カウンターに置かれたザルに入る輪切りされたネギ、更におろしニンニクを適量加え、味の補填は完了。これでどうにか麺と絡んでくれるようになったかな。

ノスタルジーラーメン。懐かしくなったら再訪したい。

東京都渋谷区千駄ヶ谷2-33-9
営業時間
24時間
定休日 無

このページのトップヘ