豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2021年04月

tamakichiya

長く駅前に店を構えていた多万吉屋がいつの間にかリニューアル。どう「全力」なのか確認すべく訪問。

全力とんこつ(750円)+麺大盛り(100円)を注文。

埼玉県産小麦100%使用、店頭の製麺機で打たれたであろう自家製麺は、加水低めでやや硬めの茹で加減。小麦粉旨味重視でこの手の麺に見られる粉っぽさは皆無。

強火で2日間炊いた豚骨に、香油、脂、タレ、魚介系の旨味を加えより豚骨らしさを出したスープ。この類のスープはややぬるめに感じることが多いが、これは何も知らずに啜ると口内をヤケドするほどの熱々ぶり。濃厚スープで感じる強いコクやとろみはないが、豚骨などの旨味は良く出ており、食べやすいと思った。

具は、チャーシュー、太メンマ、モヤシ、白ネギ。ラーメンの具らしい内容・量・味付けであった。

「全力」で食べやすい味に仕上げられたラーメン。何故か先日食べた横綱との近似性を感じた。

埼玉県戸田市新曽芦原2188-2
営業時間
11:30~15:00(L.O)
17:00~23:00(L.O)
定休日 無


kiryu

ラーメン二郎出身店主による、二郎系ラーメンの店。名前や評判の良さは目にしていたが、訪問は初。

新型コロナウィルス感染拡大防止に数多くの対策が取られた店内外。以下、公式サイトに記載された対策とお並びの際の注意点についての感想である。
・店舗内外へ並ぶソーシャルディスタンスの確保ラインを設置。
 スーパーやコンビニの床に貼られたものより間隔は短く、とてもソーシャルディスタンスとは言えない。行列対策だろう。
・お客様へもご協力いただくようアナウンススピーカーを設置
 これは納得できる。
・スパコン「富岳(ふがく)」算出の高さまでカウンターの高さを確保
 絶壁。当然ラーメンはカウンターの上に置かれるので、客自ら立ち上がって下ろす。ここまで極端でなくとも他のラーメン店でも見られるので、特に気にしていない。
・トッピングコールに代わる無料トッピングシートの導入。
 これはアイディア。食券と一緒にカウンターへ置く。記入後、紐で結ばれている赤いサインペンをウェットティッシュで拭く。
・強力な換気扇へグレードアップ。すべての空気が毎分1回は循環するほどの威力
 ダクトはすべて厨房にある。客席側の換気は、出入口の開閉と業務用エアコン頼みなのだろうか。
・外待ちは一定距離を保って1列でお願いします
 当然
・店内は8人程の待ちまで、外先頭の方はスマホをいじらず店内に注意を払うようご協力お願いします。
 8人は明らかに多い。並ぶ前に食券を購入するための出入りや10程度ある客座は含まれていない。換気を含め中々の悪条件である。
・店外も店内も横を向かず、前を向き、なるべく喋らないようお願いします。
 カウンターに貼られた「黙食のお願い。」と合わせて、客席側で最も効果的である。

さて、食べた小ラーメン(770円)。見た目は常識的な盛りでまずは安心。

麺は二郎系でもかなり平たく、多少のツルツル感があり、噛み締めると小麦粉の旨味が味覚いっぱいに広がった。

大きくも食べやすいように切られたチャーシューは、ラーメンの具らしい絶妙な味付けで、大変好印象。

常識的な高さの野菜は、二郎系では常識的な比率のモヤシとキャベツ。適度な歯ごたえと水気で、それなりに箸休めとなっていた。

そしてスープを啜るべくレンゲを丼へ突っ込み啜ると、水と油という例えが相応しいもの。液体油なのか、比較的さらりとした油の甘さ、ダシのコクと旨味、醤油らしい辛さのタレが一体感なく、バラバラのタイミングで味覚を刺激し、麺、チャーシュー、野菜で積み上げた評価は一気に崩れ落ちてしまった。

三密など気にしなくても済む頃になったら、油そばを注文してみよう。

埼玉県川口市戸塚3-16-18
営業時間
平日
11:15〜19:00
土・日・祝
11:00〜19:00
定休日 無

himawari

ラーメン店検索アプリで見つけた店。

ひまわりギョウザセット(1000円)を注文。

店舗で数日間炊き続けると謳った豚骨スープは、コラーゲンと思われるとろみと食材から出た旨味が強く、タレの醤油が濃口なのか、博多ラーメンとしてはやや醤油が主張した味。

通常の生コシとは違う歯ごたえと食感にこだわったと謳われた麺。博多直送の麺と比べてもヒケを取らない細さ。さっくりと噛み切れる食感から程よい旨味が出て、粉っぽさがないのも特徴。

具は、チャーシュー、ネギ、海苔。

餃子は一口餃子よりはやや大きめで、パリモチの皮から肉主体の強めに味付けられた餡が味覚に登場した。

カウンター上に置かれた辛子高菜をライスに乗せ、ラーメンや餃子とともに味わう。至福の時間は経つのが早い。器と1,000円札をカウンターに上げ退店。

埼玉県所沢市大字日比田110-4
営業時間
平日・土
11:00〜23:00
11:00~21:00
定休日 不定

denya

開店し、ラーメン関係の媒体に取り上げられ、幾度か店前も通ったが、訪問は初めて。

塩そば大盛り(950円)の食券を購入。

出てきたラーメンのスープを啜ると、強く鶏油が効いている。このまま比内地鶏や名古屋コーチンを主に使用したと謳うダシへ味を引き継ぐかと思いきや、いつまでも舌に残っており、やや遅れてせり上がってきた鶏ダシの旨味と中々調和しなかった。

硬質感、すすり心地と歯切れの良さ、上品な出方の旨味。そんな印象の細麺は中華麺よりパスタに似た特徴を感じた。

具のチャーシューやメンマは、スープや麺の味を邪魔しないがキラリと光る名脇役的な味付けで、業務用をそのまま使用する店との違いがよく分かった。

鶏油の加減で、もっと印象が良くなるかもしれないラーメン。さて、次回訪問はいつになるだろうか。

埼玉県川越市久下戸3017-4
営業時間
平日
11:00~16:00頃
土・日・祝
11:00~19:00頃
定休日 水(祝のときは営業)

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