豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2021年10月


izobachi

名前は目にしており、一度だけ店前を通ったが、訪問は初。

中華そば(780円)+麺大盛(120円)の食券を注文。

出てきたラーメンのスープを啜る。鶏と並んで椎茸が強く主張し、醤油タレが味の輪郭を出す役目。バランスもきっちり取れており、唯一無二のスープだった。

麺は固めの食感で、噛み締めると小麦粉の旨味がすぐに味覚に溢れるタイプ。スープとの絡みも良好で、箸が進む。

具は、角煮のように分厚いがラーメンの味を邪魔しないよう最低限の味付けだったチャーシュー、青ネギ。そして、ごま油で味付けられたキクラゲと激辛ニラがカウンターに置かれていたので、適量投入。ラーメンの具としては珍しい味付けなされたきくらげが見事に味変の大役を果たした一方、ニラの辛さは、味覚を機能一時停止させるほどで、こちらはご飯に乗せたほうが良いかもしれない。

斬新さを出しつつ、しっかりまとめてマニア向けではないラーメン。他のメニューも試したい。

東京都荒川区西日暮里5-21-2
営業時間
日~水
10:30~23:00
木~土
10:30~23:30
定休日 無

chukasobasato



もりさわを出て駅へ向かおうとしたところ、「中華そば」の文字が目に入ってしまい吸い込まれた。1軒目が手頃な量だと、時折こういうことが起こる。

中華そば 中(650円)を注文。

椅子脇に置かれた「煮干しいりこ」と書かれた段ボール、厨房からの盛大な香り。食べる前からインパクト抜群で、出てきたラーメンのスープをすすれば、旨味を従えて鼻腔と味覚に大量に流れ込んできた煮干し。澄んだ色から想像が出来ないほどである。

細麺はしっとりしなやかで、スープに連れられるように旨味を出し、スープの奥へ消えていくようだった。

具は、濃い味付けのメンマ、あっさり味のチャーシュー、白ネギ。

もりさわと対象的な味として新たな楽しみが出来た店。これからも訪問したい。

東京都大田区羽田4-20-11
営業時間
11:00~14:00
16:30~21:00
スープ終わり次第終了
定休日 月・祝・第3火


Yoshiharashoten

これまで関東の店舗が出店することが多かったラーメンWalkerキッチンに、進化系札幌味噌ラーメンを謳う店が出店。全く知らなかったので、即訪問。

焙煎ごまみそらーめんver.サクラタウン(1200円)の食券を購入。

香ばしさに誘われスープを啜ると、しっかりとしたコク深い味が伝わってきた。ゴマは担々麺ほど主張しておらず、どこまでがゴマでどこからが味噌か区別がつきにくいほど一体となっていた。また、濃厚とあったが、食材を煮詰めたドロドロさとは対照的で、他店の味噌ラーメンほどラードの厚さを感じず、切れ味の鋭さが印象的だった。後で調べたところ、札幌らーめん共和国のサイトには、白味噌2種類をブレンドし、練りゴマをラードで焼き上げた豚骨ベースのスープとあり、ラーメンWalkerキッチンのサイトには、大量のラードを使いつつ、火入れすることで余分な油分を気化させるとあった。納得である。

黄色い見た目で、踊るようなプリプリ感から独特の旨味が広がる中細麺。札幌味噌ラーメンらしい特徴をより強調させており、「これじゃなきゃ」と思いながら啜った。

具は、チャーシュー、味付玉子、穂先メンマ、珍しいキクラゲ、白ネギ。

ゴマを加えて新たな個性を作り上げたスープに、元々の特徴を更に強調させた麺。進化系ってこういう事かと納得して退店。

出店期間 11/3(水)まで
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
営業時間
11:00〜19:30(L.O)

morisawa

木更津ラーメンの名を掲げた、竹岡式ラーメンに近い味を出す店とネットで知り訪問。

ラーメン(680円)を注文。

少しの鶏と野菜と昆布と使ったと店主から聞き出した情報がネットに掲載されており、スープを啜るとその通りの味。主役は野菜と昆布で、鶏と醤油は大変穏やな効きでラーメンのスープらしさを演出する役に徹していた。

太麺は、加水低めでスープを吸いやすく、食べる側からスープの減りが早く、スープを吸った麺はしっかり自身の味とスープの野菜を合わせて味覚に提供してくれた。

具は、スープよりはるかに醤油の効いた味付けのチャーシュー。コリコリの食感でチャーシューとは逆に余計な味付けがなかったことが良かったメンマ。

ネット情報を見ても竹岡式とは似て非なる味だが、中々食べられない味であることは間違いない。量も手頃で、さっと食べ終えるのも良かった。

東京都大田区羽田4-21-10
営業時間
11:30〜14:00
17:00〜20:00
定休日 水

maruya

日本橋ふくしま館で行われている、ふくしま麺フェア。2回目の訪問はこの店。調べたところ、前回の鈴木飯店とともに定期的に出店しているとのこと。

喜多方ラーメン(770円)を注文。

鶏・豚・魚介などの様々な食材が使われたスープは、まろやかで優しい味。醤油ダレによって味に輪郭がつけられ、コクと切れが両立していた。

細平打縮れ麺は、プリモチの食感から、小麦粉とともに水や空気も一体となった味が湧き出てきて、スープとの絡みを心ゆくまで楽しめた。

具は豚の味が伝わるチャーシュー、メンマ、白ネギ。

イベントを含め、現地から出店してきた喜多方ラーメンを食べるのは初めてかもしれない。今まで食べたチェーン店や東京の喜多方ラーメン店によって作り上げられたイメージを昇華させてくれたラーメンだった。

ふくしま麺フェア 出店期間
鈴木飯店 10/23〜10/31
まるや       〜10/22
                     11/8〜11/19

東京都中央区日本橋室町4-3-16
営業時間
平日
10:30~20:00
土・日・祝
11:00~18:00
定休日 無

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