豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

2024年11月

komugi

店名は知っていたが、訪問は初。到着すると10数人の列が出来ていたことに驚きながら、後端についた。

列が少し進み、向う側に製麺機が見えるウィンドウに、なんと12/22をもって閉店の貼り紙。建物老朽化による退去とのこと。初訪問で閉店の貼り紙を見るのは、数えるほどの経験。ならばトッピングも頼もうと、醤油味玉中華そば大(1110円)の食券を購入。

出てきたラーメンのスープを啜る。軽い挨拶代わりに油分が味覚を通過したのち、スープ本丸が登場。終始まろやかな食材由来の甘みが味覚を覆い尽くした。甘いがクドさはなく、途中で飽きることがなかったのがこのスープの真骨頂だと思った。

細麺は、茹で加減は硬めか柔らかめかと問われれば固め。高加水とも低加水ともつかず、モチモチ感、コシの強さ、小麦の力強い旨味が、まるでモグラたたきのモグラのように出ては引っ込むユニークさで唯一無二のもの。

具は、チャーシュー、久しぶりに半熟の黄身を味わった味玉、素材自体の味を活かす絶妙な味付けの穂先メンマ、三つ葉、スープの甘みを緩和する役目を担ってくれた白ネギとユズ。

再訪する機会を作れれば、淡路島産藻塩を使用した塩中華そば、1日15食限定という国産合鴨使用の鴨汁つけ麺や肉汁つけ麺も堪能したいが、恐らく他の店に向かうだろう。移転などは未定とのこと。再開まで待つことにした。

埼玉県越谷市越ケ谷2-8-22
営業時間
11:00〜15:00
18:30〜20:30
定休日

chinone

久しぶりに訪問。

つけ麺(850円)の食券を購入。麺量が並200グラム、中300グラム、大400グラムから中をお願いした。

モチモチ感に秀で、啜り噛みしめれば、小麦粉と多目に含まれた水分と空気が相まり、一気にせり上がるような旨味の出方をする太麺。

魚介が強く動物系は弱め。低粘度で醤油ダレが効いたキレの強さが特徴のスープに麺と浸す。

食材由来の塩気が強く、当初は太麺が緩和させていたが徐々に味覚を支配。つけ麺の汁だといえばこの位でもいいのかもしれないが。

小さめに切られ、表面が炙られたチャーシューとメンマで、チャーシューのタレとメンマ味付けが、更に塩気に拍車をかけていた。

ブレなのか、このつけ麺そのものの味なのか。以前食べたときの記憶を失念しているので比較ができないので、機会を作っていつか再訪・・・。

埼玉県戸田市本町5-12-26
営業時間
11:30〜13:50
17:00〜20:00
定休日
木・日
※祝の時は営業

nihonbashitorikyu

ラーメン店検索アプリで見つけた店。焼鳥店が平日ランチ限定で勝浦タンタンメンを出しており、しかも、「熱血!!勝浦タンタンメン船団(現:勝浦タンタンメン企業組合)」による都内唯一の公認店とあったので訪問。

勝浦タンタンメン大(1000円)を注文。

思いの外醤油の黒さが目立っていたスープを啜る。おそらく鶏ベースで、その味が通過した後に穏やかに効いたラー油が続く。松野屋@勝浦市ほか数軒でしか食べたことがないが、これほど上品な勝浦タンタンメンは初めてである。

麺はかなりの細さで多加水。啜ると抜群のプリプリ感で噛みしめれば中華麺らしい味が味覚に広がる。それにしても、勝浦タンタンメンの麺ってこんな特徴なのだろうか。松野屋訪問時の日記を見返すと、固めの茹で加減の低加水麺とあったし。店によって違うとは思うが、スープ以上に驚いた。

炒められたか素揚げされた挽き肉は、他の担々麺に見られるコク出し要員ではなく具の一つ。勝浦タンタンメンの特徴なのに少なく感じられた玉ネギ。味付玉子、白ネギ、珍しい海苔が箸休め役を果たしていた。

量が大分減ってきた時に、無料サービスである勝タンおじやセットTKG(卵かけご飯)を作る。卵かけご飯を作り丼へ投入。これはこれで悪くはなかったが、もう少しジャンクな味の方がより相応しいと思った。

上品な味の醤油ラーメンを昇華させ、勝浦タンタンメンとして成立させたことに最後に驚いて退店。

東京都中央区日本橋茅場町3-8-10
タンタンメン提供日時
平日 月~金
11:30~14:00(L.o 13:30)

kaito

ネットで記事を目にしたので訪問。新潟県長岡市の生姜醤油ラーメンを提供しているとあったが、扉にしおらーめんの文字を見つけたので、その食券(900円)を大盛り(100円)にして購入。

その高さに桐龍@東川口を思わせた木製のハイカウンター、小中学校で多く使われている木製の背もたれ&座面と金属製パイプの椅子に驚きと懐かしさを覚えながら待っていると、ラーメンがカウンターの上に乗せられたので、立ち上がりこぼさない様慎重に丼を下ろした。

店頭に貼られた「三種類の塩(ゲランド塩他二種類)を合わせた塩ダレに、乾物や貝の旨味を加えた」と謳われた塩と生姜の組み合わせは、とにかくおだやかで角丸。もちろん生姜の風味も感じられたが、豚骨主体の動物系出汁のアシスト役に徹していた。

中太平打麺を啜り噛み締める。滑らかな表面で抜群のプリプリ感と弾力性に溢れ、味覚に乗せると適度な旨味を出していた。

肉の素直な旨味を出した後、再び麺とスープに場所を譲るかのように消えるチャーシュー、醤油同様に味変役を担った、長岡醤油ラーメンではお馴染みのホウレン草、ナルト、味変&箸休め要員の海苔。

他店で食べた感想しかないが、出汁・醤油・生姜の存在感が光る醤油味からこれだけ印象が変わるのかと驚きながら退店。果たして、この店の醤油味はどんなあじなのかと楽しみになった。

東京都狛江市東和泉1-28-11
営業時間
火~金
11:30〜14:30
17:00〜20:00
定休日

marunao

名前は目にしていたが、日曜定休のため中々訪問の機会が作れなかった店。

店頭に貼られた麺類の種類に圧倒されしばらく迷う。扉を開けて券売機の前で更に迷った結果、魚介醤油(870円)+麺大盛(160円)の食券を購入。

カウンター席に着き正面を見ると、全メニューの写真が使われた食材名入で掲示されていた。ラーメンが出てきたので、魚介、節類、昆布の魚介スープに5種類の醤油と乾物類を使った醤油ダレの組み合わせのスープを啜る。厚めの香味油と節類の香りと粒状が最初に味覚に訪れる。さらに飲み進めると魚介スープだけでこれだけ強まるのかと思うほどコクが出てきて、醤油らしいキレと旨味のタレと相まっていた。

太麺は柔らかめの茹で加減で、啜り噛みしめればモチモチ感に溢れ、粘りと練り込まれた全粒粉がほんのり香り、噛み締めた数に比例した旨味を出していた。

各々の味がしっかり感じられた豚と鶏のチャーシュー、玉ネギの冷涼感、箸休め役の海苔など、役割分担が明確だった具。

きっちり味がまとめられおり、高い満足度が得られた。それにしても、これだけの種類のラーメンを同様のクオリティで提供しているのだと思うと、驚くばかりであった。

東京都品川区南品川4‐2‐10‐103
営業時間
11:30~14:00
18:00~21:00
定休日

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