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「人はより濃い味を求める」昔、ラーメン雑誌内座談会での店主の発言が未だに印象に残っている。そんな店主が作ったつけめんは、果たしてどんな味なのだろうかと思いながらも、中々訪問出来ないでいた。

豊富なメニューから、つけめん(720円)の食券を購入。

カウンターの各席には、何とIHクッキングヒーターが設置されていた。Webや雑誌では時折目にしていたが、とうとう初体験の日がやってきた。この店での使い方は、先に出されるスープを強火(火はないが)で加熱し、沸騰したら保温に切り替えるとあった。そして、麺が出され、汁をヒーターから下ろし食べ始めた。

綺麗な飴色をした麺。強いコシがあり、噛み締めながら舌に乗せると、甘みがこれでもかと押し寄せてきた。果たしてどこまで続くのだろうかと、噛み締めるのが楽しくなってきた。

つけ汁は、動物系と魚介系を合わせた、所謂Wスープが流行り始めた頃の味。魚粉の出迎えを受け、動物・魚介各々の味が味覚で繰り広げられた後、タレの醤油が締めた。チャーシュー、キャベツ、メンマといった具達は脇役だったが、しっかりと各々の特徴が出せていた。

超濃厚どろどろ、カレー、黒ゴマ担々といったメニューが食券機の上部を占め、普通のつけ麺は、中程の見つけにくいところにボタンがあった。店主の発言通り、今の需要はこっちなのかと思いながら退店。

神奈川県川崎市中原区木月3-7-19
営業時間
平日
11:30~16:00
17:00~1:15
土・日・祝
11:00~1:15
定休日 無