
ラーメンWalker東京23区に掲載されており、たんめん専門とあり興味を持った。
1階が店舗となっているマンションの奥まった所に店がある。ふと目を落とすと、「中華料理 雅」と書かれたペナントがドア下部に下げられていた。調べてみると、以前はこの屋号で営業しており、更に前は、トリシオブットイメン井の庄だった場所との事。
中に入りメニューを見ると、普通のたんめんの他、みそ、インド(カレー)、担々、つけと、麺類は豊富。一方、おつまみやトッピングとして提供されるエビ入りワンタンはあるが、タンメンとセットで置かれている店が多い餃子はなしと、中々硬派である。
辛たんめん(730円)を注文。
広めの厨房に置かれたキャベツや白菜が、これからどんな姿になるのだろうと、想像力を膨らませてくれた。
麻婆豆腐が乗った赤い見た目のたんめんは、とある何かを連想させた。勿論、そんな事は構わず、さっさとレンゲを突っ込んだ。
赤の正体であるラー油が表面を支配するスープを啜る。見た目以上の辛さが味覚に突き刺さる。その奥からは、連想した何かとは全く異なった、中華料理らしい旨味が湧き出てきた。やがて、そぼろと干しエビが、辛さの中から這いずり出てきた。
平打ちで粘りが強く、太さ以上に小麦粉が詰まった旨味を出すと、トナリ@東京都江東区他やめっちゃタンメン@目黒と同じ特徴を持った麺。オーソドックスなタンメンより濃いスープだから、麺も合わせるのは当然なのだが、つけ麺の様な太さにならないのは面白い。
炒められた事による香ばしさと、瑞々しさを存分にアピールしていた、キャベツ、白菜、ニラ、ニンジン、モヤシ、玉ネギの野菜達。食べていると、後客が野菜多めとコールした。当方の座った場所からは見えにくい所にもう一つメニューが貼られており、野菜の他、刻みショウガや刻みニンニクも無料で増せられる。別の何かも思い出させてくれた。これだけ味へ貢献しているのだから、次回は増さないと。
個性的なタンメンを出す店が増えたのは嬉しい。後は、安定して営業してくれる事を願うばかりである。
東京都練馬区東大泉6-34-28
営業時間
平日
11:30〜14:00
18:30〜23:00
土・日
11:30〜15:00
18:00〜23:00
定休日 木
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