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出来た事は知っていたが、食べる機会を中々作れなかった店。2014年末にようやく訪問。

ラーメンのイラスト入り看板も目立つが、中に入って驚いたのが、蘊蓄の数。
「スープは濃厚げんこつ鶏ガラの旨味が効いた味わい深い力強いスープ」
「麺は自家製切刃16番中太ストレートつるっともちっとのどごしする。自慢のスープがよく絡む」
「醤油は熟成。3種をブレンドした、香り豊かな本醸造。昆布の旨み加えた深くまろやかな醤油ダレ」

まだまだ続く蘊蓄の中に、周麺とあった。後で調べてみたところ、高崎にある店が東京へ出店してきたとの事。環状7号線からは少し距離があるが、凱旋帰京といったところか。

ブッチャー麺(680円)の食券を購入。 脂の量を鬼脂、多め、ふつう、少なめ、ぬきから選べ、今回は多めを頼んだ。

出てきたラーメンのスープを啜る。甘みとコクのある背脂を従え、スープが味覚にやってきた。古くからある同様の店と比べ、醤油の風味をしっかりと感じるが、辛くなる程には効かせておらず。ダシのコクや旨味は強いが、濃厚豚骨の様な濃度ではなしと、環7ラーメンの代名詞となった、背脂チャッチャラーメンらしい出来だった。

一方麺は、つけ麺の様なもっちり感と小麦粉の旨味が強く出るタイプ。やや細く、抜群のスープ吸収力を誇るオリジナルとは異なり、スープと良く絡む。タレの次に麺を投入する製法と合間って、醤油辛くて麺が食べられない事すらあったオリジナルより遥かにマシである。

具は、バラチャーシュー、辛からず甘からずの味付けであるメンマ、細く量も少ないが、味の変化を実感出来るモヤシ。風味抜群の海苔、味付玉子。

麺類の他、唐揚げや餃子のサイドメニューも売りで、心ゆくまで油や脂が摂取出来る。ストレス解消にはいい選択肢になるかも。

東京都板橋区板橋1-16-2
営業時間
11:00〜5:00
定休日 無