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「6/28をもって八幡山での営業を終え、荻窪へ移転」ウェブサイトでこの報を見て、慌てて訪問した、函館塩ラーメンを出す店。

ラーメン(700円)を注文。

道南産真昆布、猿払村産ホタテ干し貝柱等、数種類の乾物を使って取られたというスープ。複雑な旨味がじわ~、じわ~っとゆっくりと立ち上る、繊細な味。食べ手も、味覚の調子を整え、じっくりと味わう姿勢が必要なのではと思ってしまった。

中細、加水控えめで、強めの旨味が特徴の麺。米沢ラーメンの様な、細くプリプリとしたものを想定していただけに意外なだった。無論、麺の味が強過ぎるという事はなく、スープを身にまとい、己の味を昇華させていた。

具は、このラーメンの特徴である、大きな麩。メンマ。後客の為に、食べ始めた後に席を移動したらサービスされた味付玉子。これら全てが穏やかな味。そして、このラーメンで一番味が濃いのでは?と思ったチャーシュー。

予定している移転先の荻窪は、老舗が強いラーメン激戦地区。果たしてどうなることやら。