
ラーメンブログを見て気になり訪問。日曜の昼時に到着すると、10人以上の待ち客が向かいの雑居ビル前におり、すわっ、炎天下で長時間待ちかと思った。が、程なくして大半が去り安堵した。
らぁ麺 大(850円)の食感を購入。
羽釜豚骨と幟にある。大小の2つ羽釜。片方の蓋を開け、大きな棒を使って撹拌させる。中に入っていた食材の一部が捨てられ、さぁ新しい骨の投入かと期待したが、そのまま蓋がされた。丼に山盛りになっていたメンマ、箱から麺が出され湯に投入されと、目の前で見られるのは、やはり良い。食べ手の期待が高まるってもんだ。
ザルで濾されながらスープが投入され、湯切りをされた麺が加わる。そして具が盛りつけられ提供。店主による一連の作業は大変リズミカルで、とんちぼ@鶴ヶ島の店主を思い出した。
羽釜を使って炊かれたスープは、店名を失念したが、以前も食べた事があった。これでもかと大量の食材を使って炊かれたスープの様な高濃度乍ら、舌や口内がベタつく事なくさらりとした飲み口だった。そんな事を思い出しながら啜ったこのスープも然りで、油に頼らない濃度というのがぴったり。羽釜から盛られる時の色を見ても博多ではなく家系の様だった。蘊蓄にあった、博多と家系の両方の良いとこ取りというのは納得出来た。そう言えば、カウンター上には白ゴマ、一味唐辛子、ニンニク、豆板醤と、家系並みに充実した調味料が置かれていた。
こんなに固くてぼそっとした物はいつ以来だろうと思った太麺。まるで濃厚豚骨魚介味のつけ麺の様である。旨味は強く、スープに負けていなかったが、うーん、もう少ししなやかさがあってもいいなと思った。
具は、バーナーで炙られたチャーシュー、穂先メンマ、九条ネギ、海苔。
オリジナリティがあり、味も違うのに家系が頭をよぎってしまうラーメン。これもまた個性である。
神奈川県横須賀市津久井2-18-22
営業時間
11:00~22:00
定休日 水
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