
最終日に時間が取れたので、訪問。


大船渡秋刀魚だしラーメン

岩手県大船渡市にある黒船と、東京都世田谷区他にある百麺によるコラボ。
サンマ節と南部どりの黄金スープとあったが、昔の麺屋武蔵の様なインパクトはなかったどころか、嗅覚の鈍感な当方は分からなかった。
それを救ってくれたのが、岩手県産小麦粉100%使用の多加水麺。鶏油の分厚い蓋を開け、やがて麺に手を引かれる様に、鶏と秋刀魚がやってきた。表舞台に出た後は、皆が自分の味をどんどん出してきた。


駿河トンコツ次郎長豚骨一座

静岡県内の6店舗が集って作った、豚骨ラーメン。
気合いが入っていたのは良く分かった。スープを飲んだ後の丼底に残っていた食材は、イベントのラーメンでは初めて見た。豚骨と看板脇に作り方が掲げられた鰹節等を合わせたスープ。キレ重視の味で適度にコクがある。
低加水で黄色い中太丸麺は、余り見たことがない組み合わせ。噛み締めれば旨味がきっちりと出て大変好ましい。
脂身が多過ぎだったが、適度に味は染みていたチャーシューと、冷涼感抜群のモヤシは、見た目では間違いなく主役であった。
が、これはよく味わってようやく分かったもの。最初の感想は、何でこんなにスープの量が少なくて、唐辛子の辛さが主役の味なの?だった。イベントだから致し方ないが、スープを縁近くまで盛る。唐辛子の正体である台湾ミンチを止めて普通のソボロにする。チャーシューの脂身を減らす。これで、もう少し分かりやすい味になると思った。

日本海の魚介香る旨味塩らーめん

北陸福井麺和会なる、らーめん岩本屋とつけ麺是・空のコラボ。
出されたラーメンを見て、嫌な予感がした。まさかの背脂。まさかの多量の春菊。特に背脂は、看板の写真では全く分からず。これだけ背脂が入ると、ダシの旨味が分からなくなる。これだけ春菊が入ると、青臭くなり香りが分からなくなる。かき分けてもかき分けても、塩ダレに使ったというホタテ等の魚介は見つけられなかった。
麺は黄色い中太角麺。これはソツのない出来で、どんなスープとなら合うだろうかと食べ終わるまで考えてしまった。
他の具はチャーシュー、白ゴマ、海苔。
一口で食べて、エコステーション(ゴミ/食べ残し回収所)に持って行こうかと思ってしまった程。後で調べてみたら、岩本屋と是・空は系列店で、てっきりイベント用かと思ったこのラーメンは、岩本屋で同じものが出されていた。幸い醤油味もあり、そっちの方がまだ良かったのではと思った。
さて第2幕はどうしよう・・・
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