mendokoroisshou


TRYラーメン大賞2016−2017に掲載されており、新店なのに営業時間が短いことに期待し訪問。

店頭に注文方法が掲示されていた。最初に麺をチョイス。「豚骨スープが自慢。まずはスープと麺を味わって頂きたいので、あえて具は薬味のねぎだけ」とあり、らーめん、生姜風味または魚介風味のあっさりらーめん、量半分のハーフらーめんが用意されていた。続いてお好みの無料野菜を一品チョイス。シンプルな醤油味のプレーン、背脂ニンニクのスタベジ、秘伝の激辛ラー油の辛ベジ、痺れる山椒と生ニラのシビベジ、豚骨×イタリアンのトマベジ、豚骨×エスニックのすっぱベジ、豚骨×濃厚魚介のウオベジ、超絶ブラックペッパーのブラベジと豊富であった。

今回は、らーめん(800円)+プレーンの食券を購入。

麺と野菜が別々の器で出てきた。まずはスープを啜る。コク、旨味、骨粉、脂が上品さを保ちながら力強い味を出しており、このまま博多豚骨ラーメンのスープとして出されても何の違和感のない味だった。

国産小麦100パーセント使用の太麺は、固く茹でられているが、巖虎の様な小麦粉の塊感はなく、麺らしいしなやかさも少し兼ね備えていた。噛みしめればしっかりと旨味が出てきた。

キャベツ、大量のモヤシ、ニラ、ニンジンの茹で野菜にチャーシューが加わった具。タンメン以上のボリュームで実にありがたい。醤油の効かせ方が控えめで、しっかりと野菜が味わえる。しばらく食べた後、麺の丼に乗せて、続きを堪能した。

ラーメンでは麺・スープと具を別皿で出す店は少ない、つけ麺にまで視野を広げれば麺と汁双方に具が乗っているところも多いが、いずれもこれほど具にボリュームがある店となると、東池袋大勝軒のもり野菜か・・・いやいや負ける。また、ボリュームだけでなく、種類が豊富でジャンキーなものが多い野菜は飽きさせない為に工夫された結果だ。

豚骨スープ、激辛ラー油、つけ麺の様な提供方法に、店主が出身店から得たものが垣間見える。これらをありそうでなかったスタイルにまとめたアイディアの勝利だと思った。

東京都杉並区阿佐ヶ谷1-2-3
営業時間
11:00〜16:00
スープなくなり次第終了
定休日   水