kikuya


「まだやっていたんだ」車で前を通った時、不謹慎ながらそう思ってしまった。かつてはラーメン本にも取り上げられていたが、それもなくなった。懐かしくなり、日にちを改めて訪問。

中に入ると、両脇に座敷席とテーブル席とで分かれている。そうそう、こうだったと記憶が蘇ってきた。

魚骨(ぎょこつ)ラーメン750円+大盛(110円)を注文。

背脂が浮かぶ豚骨醤油スープは、家系ラーメンや二郎系が跋扈する前の豚骨醤油スープの色。啜るとすぐに魚介のコクが味覚を刺激してくるのがポイント。油や旨味調味料の味がするものとの違いである。

太角麺は、もっちり感に秀でる。程々の旨味とスープとの絡み易さもあった。

具は、脂身たっぷりのチャーシュー、半割の味付玉子、効果的だった玉ネギ、そういえばと唯一思い出せたキクラゲ、カイワレ、海苔。

こだわって作られていた事がよくわかったラーメン。だからこそ、長く続いているのだろう。

埼玉県さいたま市桜区山久保2-1-1
営業時間
11:30〜15:00
17:00〜23:00
定休日    水