masuyahonten


郡山ブラックという響きに、どんな味なのだろうかと思っていたら、時間が出来たので食べに行く事にした。

カウンターにあったメニューには、明治元年、ますや食堂として郡山駅前に創業。昭和初期の味を再現した元、昭和20年頃から作り始めた伝、伝統の味をベースに、濃厚な味わいが嬉しい新世代醤油ラーメンの新とあった。

今回は、伝(730円)+麺大盛り(120円)を注文。麺は細麺、中麺、ちぢれ麺、太麺から細麺。チャーシューはもも、ばら、ミックスからミックスをお願いした。チャーシューが選べるのは珍しい。

ラーメンが出てきた。熱々のスープを啜ると醤油が香る。見た目と違い醤油辛くなく、傍らにガラの味が常にいる。肉の脂の味もしたので、チャーシューを煮たタレを使っているのかと思ったが、後で調べたところ、店主へ取材をしたサイトが出てきた。それによると、どんぶりでスープと醤油を混ぜるより、互いの味わいがより馴染みやすいという理由で、ガラスープを作る寸胴に直接醤油を入れて煮込んでいるとの事。更にチャーシューを煮込んだ別銘柄の醤油スープを足す事で、ますや独特の深みのあるスープが完成するとあった。想像以上の動物系のコク深さの正体に納得できた。

細麺はやや柔らか目の茹で加減。コシは弱めで文句を言う人がいるかも知れないが、当方はこんなものだと思った。麺の旨味もきっちりと感じられスープとの相性も問題なし。でも、後でサイトを見ると、このラーメンでのおすすめは中麺とあった。

具は薄くとも味の染みたチャーシュー、メンマ、ホウレン草、ナルト。

濃い味のラーメンが増えた現代でも通用する、存在感あるラーメン。次回は中麺を選んで再食・・・否、他店訪問が先である。

福島県郡山市新屋敷1-35
営業時間
11:30〜15:00
11:30〜18:00
定休日   月