
最近の関東のラーメンを取り上げる媒体は、醤油、塩、味噌、豚骨、つけ麺といった既存のジャンルから、汁の有無を問わず担々麺、油そば、更には刀削麺、蘭州ラーメンといったメニューまで取り上げる様になった。かつて石神秀幸氏は、中華料理の麺を取り上げたらきりがないと自らの雑誌で記述していた。現在、ラーメン文化がかなり成熟し、日本に住む中国人の数が増えたこともあって、日本では珍しかった麺が提供され好まれる様になったのだろうか。
麺類の名前は牛大(ニューダ)のみで、オーダー時に麺の種類を選択する。まず、手打ちと製麺所から選び、そこから前者9種、後者3種の中から選ぶ。
今回は、手打ち牛大(1300円)を注文。名前の通り手打ちで、1番太い大寛(ダアクワン)平麺をお願いした。
やがて店主が、麺生地をこね、叩き、伸ばしと、途中白い粉末や水を加えながらの作業を始めた。やがて、群馬県桐生市の名物である、ひもかわうどんに匹敵しそうな幅の平打麺が鍋に投入された。
幅4センチかつ辣油が浮かぶスープのため、麺を啜るのではなく噛みしめる。小麦粉の旨味が重量編成の列車の如く続き、喉越し良く消えていった。
牛骨スープは清湯で、クッパのスープより明らかにあっさり味。「途中辣油、黒酢を投入してで味の変化を楽しめる」というメニューの記述にはうなずけた。
具の賽の目の牛肉、大根、パクチーは、全て麺の引き立て役に徹していた。
麺の奥深さを堪能出来た。そして、日本のラーメンは、タレとスープが麺と比べてより進化したのだと思った。
埼玉県川口市西川口3-32-9
営業時間
12:00~15:00
17:00~20:30
定休日 月

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