
以前一度食べたが、ブログに上げなかった店。
焼きあご塩らー麺(800円)+麺大盛り(120円)を注文。
早速香味油が手を取り、あご出汁の旨味へ引き連れてくれる。カタクチイワシとは違った、軽い味わいが特徴だった。後で公式サイトを見たところ、香味油やタレにも焼きアゴを使い、まるでかじったかのように感じていただけるスープに仕上げたとあった。
プリプリのピロピロと擬音を並べてしまった手打ち風の麺。これも上品な味で、スープとの好相性だった。
具は、炙りと低温調理の2種類のチャーシュー、メンマ、白ネギ、フライドオニオン、水菜と豊富である。
隙のない味のラーメン。行列を見かける事もあり、その理由が良く分かった。
さて今回は、味だけでなく注文と会計の方法にも驚かされた。席ごとに備え付けられたiPadからオーダー。会計は、ラーメンと一緒に渡されたQRコードが印字されたレシート用紙を、オーダー用とは別のiPadを使用したセルフレジの読み取り部へかざし、現金を投入口へ入れる。この様なシステムをラーメン店では見たことがなかったので、後でネット検索してみたところ、平成 30 年 8 月 6 日付け「超採用難の時代に向け、新たな挑戦!関東エリア業界初!!後会計で、完全セルフレジ~限られたマンパワーで、顧客満足度 UP」というタイトルのプレスリリースを見つけた。それによると、歌舞伎町店ではグループ客の増加を見込み券売機を廃止し、セルフレジを導入。滞在時間が比較的長いグループ客の追加注文時の利便性を図ると共に、限られた従業員を厨房内に集中させることができ、高い品質を保ったまま、提供スピードを上げることが可能となるとあった。
人手不足の対策として納得出来たと同時に、キャッシュレス決済はまだまだ過渡期だと思った。レジには前記以外の決済用機器は勿論、案内も一切なかった。クレジットカード、デビットカード、電子マネー、モバイルウォレット等規格が乱立しており、各サービスでまちまちな初期費用、決済手数料、ランニングコスト、入金サイクルは、飲食店にとってどれも悩ましい問題だろう。また、国内全て及び近隣国のキャッシュレスサービスに対応しつつ、操作しやすく安価なセルフレジはまだないのだろう。プレスリリースでも、キャッシュレスには触れられておらず、検討したが見合うものがなかったのだろう。ともあれ、ラーメン店では先鞭をつけたこのシステムが、他のラーメン店へ広がるだろうか。
東京都新宿区歌舞伎町1-19-3
営業時間
10:30〜6:00
定休日 年末年始
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