
広尾にできたEAT PLAY WORKSという施設の1・2階にある、「THE RESTAURANT」は色々ユニークである。駅近で建物は新しいが、さほど大きくはない。通り沿いに入口はなく、入るには建物脇の路地を進む。中に入るとうなぎの寝床の様なフロア。中央が通路で左右にある店舗の間隔は、屋台のようにギュッと詰まっている。訪問する店は2階にあるが、階段がフロアの中心にでんと鎮座しており、より店舗間が密集していた。
豚そば(800円)を注文。
カウンターに置かれた食べ方指南書に「まずはスープを」とあったので、レンゲを入れる。素直な豚骨味で、脂、コラーゲン、臭みとは無縁。公式サイトに「“豚骨”の概念を突き崩す透き通ったスープ」とあったが、関東の人間からみれば博多ラーメンの概念を突き崩すである。
細く低加水で旨味重視と、博多ラーメンの概念をしっかり受け継いだ麺。従来の博多ラーメンより、味の構成において麺が占める割合は増えたが、突出することなくしっかりバランスが取れていたのは見事だった。
具は小ぶりながら味の染みたチャーシュー。出汁と具に同じ食材を使用する、汁物ではよくある手法。ラーメンでは当たり前過ぎて気にすらしていなかったことを思い出させてくれた。
ある程度食べてから別皿の小ネギを投入し、カボスを絞ったが、ピュアな豚骨に邪魔者が加わったようで、入れなくても良かったかもしれない。
福岡の新しいラーメンの味を東京に。今は自己紹介の段階だが、これからどうするのだろうか。公式サイト内の本店は「飲んだ後の新定番」というキャッチコピーがあり、こちらもアルコール類やモツや焼売等のサイドメニューがあった。軽く飲んでラーメンで締める。施設、店舗、ラーメンの味と新しさを提供して昔からあるニーズに応える。果たしてどうなるだろうか。
東京都渋谷区広尾5-4-16 Gems広尾2F
営業時間
平日
11:30〜16:00
18:00〜22:30(L.O.)
土・日・祝
11:00〜22:30(L.O)
定休日
火(祝日の時は水)



