豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ: イベント


第1幕へ行ったので、当然第2幕も訪問。

こだわり ラーメン
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ブルターニュ産オマール海老のエスプーマ豚骨


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海外から出店したラーメン店、エスプーマ豚骨スープ、当方にとってすべての初めてが一度に体験出来るなら、並ぶことも苦にならないと、一番の長さだった列の後ろについた。

オマール海老と濃厚豚骨のWスープ。イベリコ豚のチャーシュー。オマール海老しんじょ。

エビの香りに誘われスープを啜る。クリーミーな表層の泡とブルターニュ産ポルティエバターがすぐに結びつき、その集合体から海老と豚骨の旨味が弾け飛ぶかのように味覚一杯にあふれた。

フランス産小麦粉による自家製麺は、ボソッとした食感からオーションの様な強烈さはないが、程よい旨味が出ていた。

オマール海老のしんじょ(練り物)は、海老ガーリック味噌のスパイシーさが主役のすり身を食っていた。

備長炭で炙られ、絶妙な味の染み方だったフランス産イベリコ豚のチャーシューが、オーソドックスに思えたほど。

これがフランスらしさなのかと納得かつ満足し、2軒目の列へと向かった。

稲庭中華そばの会


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プレミアム稲庭中華そば


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漫画「らーめん再遊記」に取り上げられたことで稲庭中華麺を知り、いつ店に食べに行こうかと思っていたところ、東京ラーメンショーに出店すると知り選択。

スープを啜る。味覚に残るバタートッピングの海老豚骨スープも何のその。比内地鶏様のお通りである。あれだけ強い味だったスープがみるみるうちに鶏へと置き換わっていった。これが1杯目だったらより強烈な印象だったろう。

いよいよ主役の麺を啜る。自身の滑らかさにスープに浮かぶ油が後押しし、スルスルと軽快に啜れるどころか、あまりにも軽快すぎて、噛まずに飲み込んでしまいそうになったほど。噛みしめると、滋味深い味が味覚に広がった。

具は、さっくり食感からラーメン全体にかかっていた黒コショウが効いていたメンマ、チャーシュー2種、ラーメンの具としては珍しいナメコ、白ネギ。

「最高ののどごしとなめらかさ」を体験することが出来、並んで食べた甲斐があった。

第2幕
11/1~11/5
時間
10:30~20:30(11/5は10:30~18:00)

「今年も東京ラーメンショーが開催される時期になった」と書いてみたが、Xの公式アカウントからのポストが流れてくるまですっかり忘れていた。

麺屋 剛&TAKE TORA

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鹿児島醤油豚骨ラーメン

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「鶏ガラと豚骨をゆっくり煮込んだスッキリスープと、鹿児島醤油を使用したタレ」というガイドの記述がそのまま体感できるスープ。他の九州ラーメンは勿論、京都とも違ったすっきり感と、醤油由来の特有の甘みに、昔関東でだが食べた鹿児島ラーメンを思い出すことができた。

麺は、昔食べた鹿児島ラーメンと比べてもこんなに太かっただろうかと    思ったほどの太さ。茹で加減は、長浜ラーメンに代表される固めではなく、九州以外のラーメンでも見られるコシとしなやかさがあるもの。啜り噛みしめれば、小麦粉の甘みがしっかりと感じられた。

食べ進めると、山川産鰹節がスープの醤油と相まって、動物系、小麦粉に続く味を出しており、このラーメンにおける一番の見せ場となった。

柔らかく肉厚で主張はするが目立ちすぎない絶妙な味付けのチャーシュー、第二のチャーシューと呼べる黒豚ミンチ、海苔、青ネギの具が華を添えていた。

久しぶりに鹿児島らしさ満点のラーメンを味わえたので、これで帰っていいかなと思ってしまった。

豆天狗

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飛騨牛炙りすき焼きチャーシュー乗せ

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しかし、2枚チケットを買ったのだから、帰れるはずもなくもう一杯。迷った結果、この店を選択。

鶏ガラ、豚骨、野菜、魚が使われたスープに、タレを直に投入させる独特の製法のスープは、切れ味良く、あっさりすっきり感としっかりとしたコク旨が感じられた。

細麺は啜り心地、喉越しの良さ、味の出方、いずれも中華麺らしい特徴のものだった。

具は、味付玉子半分、メンマ、白ネギ、そして、今回の真打ちである飛騨牛。柔らかで香ばしく、肉かすき焼きのタレか線引ができない、絶妙な甘さを振る舞っていた。

普段トッピングは滅多にしないが、飛騨牛の誘惑に乗ったのは正解だった。

第1幕
10/26~10/31
時間
10:30~20:30(10/31は10:30~18:00)


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岡山 麺処ぐり虎

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地鶏と瀬戸内いりこ芳醇鶏塩ラーメン

ツンと塩が立ったあと、徐々に鶏の旨味と魚介のパンチが相まった味が味覚に伝わったスープ。

意外な組み合わせだった中太低加水麺は、パツッと噛み切れ、小麦粉の旨味がスープに上乗せされた。

具は、黒コショウが効果的に効いていたチャーシュー、メンマ、煮干、白ネギ、糸唐辛子。

どっしり構えた重厚な味のラーメン。ミシュラン掲載店も納得出来た。

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シン·和歌山らーめん 開発 PJT八咫鶯~ヤタウグイス~

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シン·和歌山ラーメン~口熊野タンタン麺ver ’22~

ほんの少し辣油の辛さがあった後、動物系食材や白ゴマなどの甘み豊かな、クリーミィで柔らかな味わいのスープ。

中細麺はプリプリの食感で、旨味も強めと分かりやすい主張をしていた中細麺。

アピール通り、これだけ入れば十分の熊野牛の肉味噌、白ネギ、青菜。

甘くまったりとしながらもクドさのない担々麺だった。

第2幕出店期間
11/2〜11/6
時間
10:30~20:30

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東京ラーメンショーから名前を改め、3年ぶりに開催された東京ラーメンフェスタに訪問。

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秋田 錦本店

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無化調「極旨トロ肉豚骨」2022ver.

豚骨のゴツゴツ感や魚介特有ののツンと立ったところが、隠し味の鶏も加わり綺麗に取り除かれ、豚骨のコクと鶏白湯の甘みが融合されたスープ。

加水高めのプリプリの食感と相応の旨味があり、いかにも中華麺らしい中太麺。

具の中でオッと思ったのは、斜め薄切りされたネギ。公式パンフレットや店で配布されてたチラシの写真とも違い、イベント向けにアップグレードされたのかなと嬉しくなった。

東京で9年ぶりの復活とのことだが、海外展開しているほどなのだから、もう少し国内でのイベント出店機会を増やしても良かろうと思った。

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宮崎 らーめん椛(もみじ)

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創業からの継ぎ足し濃厚とんこつらーめん

店員の家族であろう子どもの呼び込みに応えてブースに入ると、羽釜の中にチケットを入れてから並ぶ、初めて見た方式。ラーメン店ならではのアイディアで、少ないスタッフ数で店を回す工夫が感じられた。

県産豚骨と水のみを使ったとあったスープ。同様の謳い文句を掲げている、第2幕で出店する店などと比べても、濃度・粘度そして特有の旨味の違いは、一度に並べて食べ比べないとわからない。それよりも、タレに使われた濃い口寄りの醤油が、そのまま他店との味の違いになっていた。

麺は九州らしく細く、加水低めで、旨味のほか粘りも強かったのは意外だった。

具は、柔らかく味のよく染みたチャーシュー、メンマ、白ネギ、海苔。

普段提供している味をそのまま東京へ持ち込み、イベント仕様のラーメンの勢いに負けない魅力を放っていた。

第1幕出店期間
10/27~11/1
時間
10:30~20:30(11/1は10:30~18:00)

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日本橋ふくしま館で行われている、ふくしま麺フェア。2回目の訪問はこの店。調べたところ、前回の鈴木飯店とともに定期的に出店しているとのこと。

喜多方ラーメン(770円)を注文。

鶏・豚・魚介などの様々な食材が使われたスープは、まろやかで優しい味。醤油ダレによって味に輪郭がつけられ、コクと切れが両立していた。

細平打縮れ麺は、プリモチの食感から、小麦粉とともに水や空気も一体となった味が湧き出てきて、スープとの絡みを心ゆくまで楽しめた。

具は豚の味が伝わるチャーシュー、メンマ、白ネギ。

イベントを含め、現地から出店してきた喜多方ラーメンを食べるのは初めてかもしれない。今まで食べたチェーン店や東京の喜多方ラーメン店によって作り上げられたイメージを昇華させてくれたラーメンだった。

ふくしま麺フェア 出店期間
鈴木飯店 10/23〜10/31
まるや       〜10/22
                     11/8〜11/19

東京都中央区日本橋室町4-3-16
営業時間
平日
10:30~20:00
土・日・祝
11:00~18:00
定休日 無

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