豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ: イベント

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「ふくしま麺フェア〜秋のラーメン編」というイベントが、日本橋ふくしま館ミデッテで開催とツイッターのタイムラインに流れてきたので、早速訪問。日程と出店舗は下記の通りで、今回は鈴木飯店である。

会津白べこらぁ麺(900円)+麺大盛り(100円)を注文。

スープは動物系食材に味噌に牛乳を加えたもの。食材由来の甘さが強めだが嫌味ではない。穏やかで一体感のある味だと思った。

麺は太く高加水で、これは他の味噌ラーメンでも見かける特徴。スープとの絡みや喉越しも良く、

具は、チャーシュー、メンマ、茹で卵、コーン、白ネギ、糸唐辛子。

味噌と牛乳と書くと驚かれるが、食べやすく万人受けしそうな味。もう少し出す店が増えても良さそうだと思った。

店舗、期間
第1弾 鈴木飯店 9/22〜9/27
第2弾 浜鶏   9/28〜9/30
第3弾 若武者  10/6〜10/8
第4弾 まるや  10/9〜10/22
第5弾 鈴木飯店 10/23〜10/31
第6弾 まるや  11/8〜11/12

東京都中央区日本橋室町4-3-16
営業時間
平日
10:30~20:00
土・日・祝
11:00~18:00
定休日 無


第ニ幕の3回目。連休かつイベント最終日は多くの人が詰めかけ、チケット売場へ続くカラーコーンとポールで仕切られた通路は、人で埋め尽くされていた。


チケット880円を2枚購入し、食べていない関東以外の地方店の列へ向かった。


酒田のラーメンを考える会
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山形・酒田チャーシューふわ・とろワンタンメン

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店名こそ「酒田のラーメンを考える会」だが、店前に置かれたボードには「ワンタンメンの満月」とあった。そういえば、仙台店を畳んで東京へ来るんだよなと思いながら待つ。


麺を啜ると、こんにゃく麺の様な弾力からスープを程よく吸い、細身から想像する優しい味を出していた。


スープは豚骨ベースで醤油の色も薄く、麺同様に優しい味かと思ったら、意外なほどあごだしが主張してきたのは驚いた。


「極薄ふわとろ」らしい食感で、上顎と舌で切れるほど柔らかい皮の中には、チャーシュー以上に旨味が詰まった肉が入ったワンタン。薄く、噛み締めて旨味を引き出すチャーシュー。業務用とおぼしきメンマ、白ネギ。


来味や三吉屋の新潟醤油ラーメンに似たものを感じたラーメン。東京へ来る満月を楽しみにしよう。


チーム富山ブラック
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復活!富山ブラック/富山湾スペシャルらーめん
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満月を食べ終えて各店をみると、列が徐々に長くなっていった。そんな中、一番短かったこちらが視界に入った。富山ブラックの味を忘れていたので、久しぶりに食べる事にした。


店頭に置かれたザルに大量に盛られた氷見煮干しと白海老が、存在感をアピールしていた。


先のワンタンメンとは対照的な色のスープを一口。しょっぱさを覚悟したが、飲む事を放棄する必要はなかった。豚骨出汁、醤油、煮干しのパンチをしっかりと味覚は受けた。そこに意外な刺客である黒胡椒が登場。醤油の辛さと融合し、スパイシーな痛烈なパンチを喰らった。


コシが強く旨味重視だった太麺もスープや黒胡椒と絡み、甘辛スパイシーな珍しい味を堪能できた。


スパイシー醤油スープは、柔らかめで大きめのチャーシュー肉にも実に良くあっていた。他の具は、甘み要員としてよく健闘した揚げ玉、太メンマ、白ネギ。


インパクトにはインパクト。高濃度・粘度と同じ様な組み合わせに一番驚いた。


店の味をほぼそのまま提供した店。普段提供しているラーメンをベースにイベント仕様にした店。複数の店舗がチームを組み、その地方のラーメンを提供した店。そんな個性的なラーメンを今年も味わえたことが、一番嬉しかった。

第ニ幕の2回目。土曜の昼とあって前回とは打って変わってかなりの人手だった。

チケット880円を2枚購入。食べたかった店は済ませたので、さぁどこにしようかと迷う。コラボもいいが、関東以外からの出店はハズせない。

新旬屋本店
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金の鶏中華
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さくらんぼ果汁で育った、山形さくらんぼ鶏使用と謳われたラーメン。

スープを啜ると、ジワリと鶏がせり上がってきたが、味覚を独占することはなく、麺や具にも場所を残していた。

続いて啜った平打縮れ麺からは、抜群のモチモチ感から旨味が染み渡った。

具は、スープの余韻を身でもどうぞといった鶏チャーシュー。玉子、白ネギ、ナルト。

「鶏まるごと味わえる」は嘘ではなかった。

吟屋
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信州牛骨味噌らぅめん
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味噌と塩がこのショーで注目とどこかのサイトで見ており、二幕の味噌はどこにしようかと迷ったが、「牛骨」の文字が決め手になった。

スープを啜ると、ラードが効いた札幌とは違った、ほんのり甘めの味噌らしい味が伝わってきた。当方がすぐにイメージする味噌ラーメンのスープである。

細縮れ多加水麺は、味噌ラーメンでよく見られるもので、定番の安心感があった。

豚バラと肉味噌によるW肉盛り。ピリ辛の肉味噌がアクセントとなり、大量の豚バラ肉はコクのあるスープのよき相棒。もしライスがあったら、ピッタリだと思った。

イメージ通りの味噌ラーメンを、イベント仕様へブラッシュアップさせた味。


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第一幕に続いて訪問。

チケット880円を2枚購入。

くそオヤジ最後のひとふり
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あさり山盛り貝出汁らーめん
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名前だけは目にしており、出店リストを見て、最初に立ち寄る事を決めた店。

ひとふり、もとい、調理をしていたのはオヤジではなく、若手スタッフ。待っている間、厨房から香るあさりに食欲をそそられ続けた。

スープは甘い醤油味で、あさり出汁の旨味が次々と味覚に押し寄せてきた。貝だけでこれだけコクが出るのだろうかと驚いた。

麺はうどんの様な味で、スープの持ち上げも良い。丸くつるつるの表面の拳に対し、四角く少しだけざらついたくそオヤジ。

具は、店より多めに乗せたというあさり、軽く振られたコショウが効果的だったチャーシュー、濃い目のタレで味付けされた穂先メンマ。

前回食べた喜多方ラーメンが締めに相応しい味に、一杯目に相応しいインパクトのある味。塩味といってもこれだけ違いがあるのだなと思った。

黒亭
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熊本黒亭ラーメン
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インパクトにはインパクトを。厨房からあさりが香ったクソオヤジに対し、こちらは勿論豚骨が香る。

スープを啜り、豚骨、マー油、ニンニクの洗礼を受けた。それでいて余計な脂がないので飲みやすい。

中細麺は桂花と比べややしなやかさがあり、噛みしめるとすぐに塊になるのは共通していた。

具はチャーシュー、キクラゲ、青ネギ。

普段店で出しているラーメンをそのまま出しているのは、ありがたかった。

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前日に続いて訪問。チケット1枚880円を2枚購入。

活力再生麺屋 あじ庵食堂
喜多方ラーメン

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塩味の喜多方ラーメンはどんな味なのだろうかと列についた。

貝出汁香るしじみ潮ラーメンと謳われたラーメンのスープを啜ると、豚骨と貝がしっかりタッグを組んだ、優しい味が味覚に広がった。

細平打縮れ麺は、プリモチの食感から、サイズ以上の旨味を爆発させていた。

具は、ひと噛みで旨味が流れ出してきたチャーシュー、メンマ、白ネギ。

飲んだ後の締めラーメンとして出せばウケると思った。

すみれ
松坂牛ミンチと伊勢海老のみそらぁめん

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腹ごなしに、列が長かったこちらへ並ぶ。幟には、「おいしい野菜を使ったみそらぁめんの店」とあり、看板には松坂牛ミンチ、伊勢海老粉砕粉、あおさ麺と書かれていた。

スープを啜ると、海老粉が味噌と融合し、嗅覚と味覚をジャックする。が、すぐに海老は過ぎ去り、野菜の効果であろう、まろやかで甘めの味へと変化した。

麺のあおさがほんのり清涼感をもたらし、モチモチ感から強めの粘りを伴った旨味が出ていた。

具は、チャーシュー。豚と比べ引き締まったボディから強い旨味を放っていた松坂牛そぼろ。味付玉子、太メンマ、モヤシ、スープに対しての程よい辛さが効果的だった糸唐辛子。

満艦飾と思いきや、有名食材を脇役に据えたことがハマったラーメン。今後のヒントになるのではなかろうか。

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