中華 四川で修行された方が東京に出店。SNSで開店の書き込みを見たがおぼろげな記憶で、当然、四川の味の記憶はない。神奈川県に出身やインスパイア店が数軒あるが、いずれも一日がかりの訪問となるため、都内で食べられるのはありがたい。ある日、権之助坂を下っていたら「小田原タンタン麺」の文字が目に入り、SNSの事を思い出し扉を開けた。
特製タンタン麺(900円)の食券を購入。辛さが3段階から選べ、辛口をお願いした。
ニンニクの香りと唐辛子などの辛さを表面に身につけた、とろみの強いスープ。啜って辛さの幕を破ると、一気に出汁や麺の甘みが湧き出て辛さと渾然一体の味となった。
甘みの主役を張っていた多加水中太麺は、プリプリの食感と太さに見合ったコシが秀逸だった。スープとの絡みの良さは書くまでもない。
具は、スープを作る為に使われたであろう、大量の豚挽肉と白ネギ。挽肉の強力なコクは、スープの味に厚みを増していた。
強いコク、旨味、甘辛の味の変化を楽しめる事が最大の特徴。ラーメン店激戦地区且つ当方の生活圏でないため、頻回な訪問は難しいが、なるべく再訪できる様努力したい。
東京都目黒区目黒1-5-17
営業時間
平日・土
11:30〜15:30
17:30〜21:30
日
11:30〜15:30
定休日 無