豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ:東京都23区 > 荒川区

fuji

元日に開いている店を検索していたところ、この店が表示されたので訪問。

様々な食材を使用した限定スープが特徴で、年始限定の鯛と海老油のプレミアムラーメン(1400円)を注文。醤油と塩から前者をお願いした。

出てきたラーメンのスープを啜る。公式Xポストの写真にあった鯛煮干しではなく海老油が先行したので、さすがは甲殻類と思った。やがて鯛煮干しが馬を、海老油が騎士役を担い、騎馬戦の如く味覚へ突入していったが、終始線の細さを感じた。提供時に店主から説明された通り、海老油が薄まった頃にユズを投入したが、さほど効果は感じられなかった。

店内掲示ではハルユタカ、キタノカオリを使用と謳われており、Xで見る限りプレミアムには前者が使われているような麺は自家製。コシの強さと喉越しの良さが特徴で、徐々にじわぁっと奥ゆかしく旨味が出てきた。

具はチャーシュー、甘めの味付けの太メンマ、海苔が別皿で提供される。

マニアックなスープと麺。好みの組み合わせを見つけに行くのが良いかも知れない。

東京都荒川区荒川3-61-6
営業時間
平日
11:00~15:00
19:00~23:00
土・祝
9:00~15:00
19:00~23:00
12:00~18:00
定休日

mannish

ラーメン店検索アプリで見つけた店。

コッテリの塩らー麺(880円)の食券を購入。麺の量と背脂は、いずれも普通でお願いした。

出てきたラーメンのスープを啜る。動物系の食材に丼底から現れたそぼろが相まったコクと旨味が堪能出来る。

その旨味に秘伝の塩ダレによるキレが上乗せされ、旨味を重視した太麺、厚く切られたチャーシュー、メンマ、ワカメ、白髪ネギが加わり、味覚は実ににぎやかであった。

店名通り、あっさりさっぱりのイメージが強い塩ラーメンに一石を投じたラーメン。次回は他のメニューを試したい。

東京都荒川区西日暮里2-40-3
営業時間
平日・日
11:00~15:00
17:00~21:00

11:00~15:00
17:00~22:00
定休日
年末年始

sangokushi

幾度か店前を通っていたが、訪問は初。

あさりラーメン(800円)の食券を購入。塩と醤油、細麺と平打麺から、いずれも前者をお願いした。

ラーメンが出てきた。事前に見た写真では清湯スープに見えたが、実物は意外な程白濁しており、啜るとアサリ白湯と呼べるほどの強い主張。動物系は使っているのかと思ったら、店頭掲示で「豚げんこつ、背ガラ、豚足、背脂を8時間煮込んだ」としっかり謳われ、更にイワシ煮干しスープも使われているとのこと。カウンターの仕切板に貼られた豊富な種類の追い飯と和え麺の写真に納得した。

平打ち麺を啜り噛みしめると、モチモチ感から強い粘りと旨味が堪能でき、喉越し良く奥へ消えっていった。

具は、やや強めの味付けの豚と比較的あっさりとした鶏のチャーシュー、スープの続きと言わんばかりのアサリ、メンマ、味覚のリセット要員だったワカメ、小松菜、糸唐辛子。

見た目からの想像を凌駕するインパクト系ラーメン。一番大人しいラーメンでこうなのだから、他のメニューはどうなのだろう。「今回はこの店に行く」と明確にしてから向かうことにしよう。

東京都荒川区東日暮里6-10-1
営業時間
11:00~15:00
18:00~20:00
定休日


izobachi

名前は目にしており、一度だけ店前を通ったが、訪問は初。

中華そば(780円)+麺大盛(120円)の食券を注文。

出てきたラーメンのスープを啜る。鶏と並んで椎茸が強く主張し、醤油タレが味の輪郭を出す役目。バランスもきっちり取れており、唯一無二のスープだった。

麺は固めの食感で、噛み締めると小麦粉の旨味がすぐに味覚に溢れるタイプ。スープとの絡みも良好で、箸が進む。

具は、角煮のように分厚いがラーメンの味を邪魔しないよう最低限の味付けだったチャーシュー、青ネギ。そして、ごま油で味付けられたキクラゲと激辛ニラがカウンターに置かれていたので、適量投入。ラーメンの具としては珍しい味付けなされたきくらげが見事に味変の大役を果たした一方、ニラの辛さは、味覚を機能一時停止させるほどで、こちらはご飯に乗せたほうが良いかもしれない。

斬新さを出しつつ、しっかりまとめてマニア向けではないラーメン。他のメニューも試したい。

東京都荒川区西日暮里5-21-2
営業時間
日~水
10:30~23:00
木~土
10:30~23:30
定休日 無

aishin


前回訪問した時は、開店して間もなかった為か適度な客入りだった。しかし、今年発売のラーメン本に数多く掲載され、きっと他の媒体も同じだろうと思って訪問したら行列が出来ていた。案の定、扉にはテレビや雑誌で取り上げられましたという貼り紙が。勿論、列の後につきしばし待つ。

麻婆麺(1000円)+麺大盛(100円)の食券を購入。

「「伊吹いりこ」がなくっちゃぁ、始まらない」というキャプションのポスターが店内に貼られるほど、スープの肝となっているいりこ。今回、これが使われた鶏煮干しスープは、麻婆とのダブルスである。初めこそ麻婆特有のとろみと肉味噌のコクが強かったが、徐々にスープが存在感を増し、見事な麻婆スープとなった。

その麻婆スープは強いとろみ、スープと相まった甘さとコク、一歩下がったところに常識的な唐辛子の辛さと山椒シビレがある。レンゲをすくうたびに、その位置を保ったまま、それぞれの味が次々と味覚を通過していった。

大盛りに見合った量と、とろとろ麻婆スープによって、箸で持ち上げるとズシッと重みを感じる麺。固めの茹で加減、パツっとした食感、力強い旨味。麻婆の良き相棒となっていた。

スープの海に流氷の様に浮かぶ豆腐は、つるんとあっという間に口内に吸い込まれた。スープから時折顔をだす椎茸とキクラゲは、さしずめ鯨かシャチの様だった。

大盛りに相応しい量の丼は、あっという間に空になった。前回から楽しみにしていた、中華スープとしての煮干しスープは、ポスターの謳い文句通りの個性を発揮していた。また、麻婆豆腐が辛さやシビレ競争に走らなかったことも好感が持てた。次回の訪問が楽しみになったが、行列店になってしまわないか懸念している。

東京都荒川区荒川7-39-3
営業時間
11:00~15:00
17:30~22:30
定休日 火

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