豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ: 宮城県

taiheiraku

YouTubeに上がっていた出身店の食レポ動画を見て気になり、その出身店を調べて訪問。

駐車場の空き待ちの車が郊外らしく広い店内、コロナ禍中に広まった、アクリル板で仕切られたテーブル席の一つに案内された。

あごだしラーメン中(950円)の食券を購入。

浮かぶ背脂と太麺から燕背脂ラーメンを思わせる見た目のラーメンが出てきた。

あごだし特有の淡くも力強い旨味が動物系出汁、タレの醤油、そして背脂と相まって最後まで味を牽引していたスープ。

強く縮れた麺を啜ると、序盤こそもちもち感があったが、すぐにボソッとした食感となり小麦粉の塊となった。やがて旨味の花が力強く咲き、スープとの共演を楽しむことが出来た。

具は、柔らかく、肉自体味とタレのバランスが絶妙だったチャーシュー、サヤエンドウ、細切りメンマ、白ネギ、海苔。

各々の主張が強い燕背脂ラーメンに主張はするが、一体感も見せていたラーメン。やっぱり食べなければ分からないと思いながら退店。

宮城県仙台市若林区六丁の目東町2-10
営業時間
6:30~10:00(9:45 L.O)
11:00~15:00(14:45 L.O)
18:00~22:00(21:45 L.O)
定休日
火、第2・4月


kaichi

ようやく訪問する事が出来た店。

 カップ麺の味などすっかり失念しており、どんなラーメンなのだろうかと楽しみにしていた。

到着すると、日曜昼時にも関わらず、1〜2名の列。大型連休を外して正解だった。

店名やメニューなど至るところに書かれた「鶏だけでとった」スープは、十分なコクと旨味がナチュラルに伝わり、こういうスープが当たり前に存在しているような印象すら持ってしまった。

茹でる前に力強く手揉みされた後、大きな鍋に投入。平ザルで丁寧にすくわれ湯切りされた後、丼へ投入された麺。強く縮れ、モチモチ感と力強い旨味が姿形を消すまで出続ける。味の主役は間違いなくこれ。

コリコリの食感と、熟成感のある旨味が特徴の鶏チャーシューは、以前新横浜ラーメン博物館で食べた笠岡ラーメンのそれを思い出した。他は、甘めの味付けのメンマ、大きめに輪切りされたネギ。

評価の高い理由を知ることが出来、遠征した甲斐があった。

宮城県仙台市青葉区国分町3-8-12
営業時間
11:00〜15:00
食材なくなり次第閉店
定休日
水、第1・3木

fujiya

コロナ禍後、初の仙台遠征。土曜日に時間が取れたこともあり、国分町界隈で意外と多い日・祝定休の店から、こちらを選択。

ワンタンメン(800円)を注文。

出てきたワンタンメンのスープを啜ると、熱々のラードがお出迎え。その下からは、豚骨、鳥骨、野菜などの食材が調和し、どっしりと構えたような味が伝わってきた。

細麺は固すぎず柔らかすぎのベストな茹で加減。麺の固め注文お断りとある通り、これ以上固くすると、ボロボロになるだろう。並々と注がれたスープに長く浸っても伸びず、しっかりと旨味を絡ませていた。

薄くとも噛み締めると意外なほど粘りがあった皮と、少量でも濃い味を出してい餡のワンタンも、存在感をしっかりとアピール。

それ以外の具は、タレの効いたチャーシュー、メンマ、ナルト、ゆでたまご、白ネギ。

昔ながらの味とあったので調べたところ、この分店も25年ほど営業しているようだ。また、似た味も思いつかない唯一無二の味で、貫禄と歴史と文化を感じることが出来た有意義な遠征だった。

宮城県仙台市青葉区本町2-14-26
営業時間
11:30〜15:30(スープなくなり次第終了)
定休日 日・祝

kuroku

有名店が近かったので、柳家から続けて訪問。

醤油(800円)の食券を購入。

真剣に鶏と向き合ったと謳われたラーメン。スープはしっかり鶏が感じられ、キレ味も良い。醤油の塩味が気になるラーメンがあるが、これは逆に鈍いかなと思った程。

麺は低加水中細麺で硬めの茹で加減と、10年くらい前に関東で多く見られた特徴のもの。もう少ししっとりしなやかさがあったほうが良いと思った。

具は、チャーシュー、やや甘く味付けられた太メンマ、冷涼感が効果的だった白ネギ、青ネギ、糸唐辛子。

出てきた時は「洗練された味」も、古くなることがある。果たして大枠を変えずに進化させることが出来るだろうか。

宮城県仙台市宮城野区榴岡2-2-12
営業時間
平日
11:30~14:00
18:00~23:00
土・日・祝
11:30~22:00
定休日 月(祝日の場合は火休)

yanagiya

納豆ラーメンを食べた経験は少なく、ほりうち@新宿の納豆ざる濱嵜家@本千葉の背脂醤油納豆ラーメン。タンメンになるが、めっちゃタンメンの納豆ミソタンメンくらい。いずれも納豆以外に一工夫あるメニューだったのは驚いた。

さて、この店の納豆ラーメンの写真がインスタグラムに上がり気になった。本店は岩手県だが、仙台駅至近に支店があるならと訪問。日曜正午に到着すると、既に満席と人気の程が伺えた。

券売機に一番人気とあった、キムチ納豆(920円)の食券を購入。

出てきたラーメンは意外な程ボリュームがあり、大盛りにしなくて良かったと思った。

始めにスープを啜ると、豚骨、納豆、野菜の旨味があっという間に味覚を駆け抜けていった。

続いて太麺を啜ると、もちもちの食感から、小麦粉の旨味と納豆や玉子のトロミがタッグを組み、助っ人としてスープや具が馳せ参じた。

その具は白菜、モヤシ、白ネギ、豚肉。名脇役としてスープや麺に寄り添っていた。

ひとつひとつの味は弱めだが、総力戦で一体感のある味を形成するラーメン。勿論、他では食べられない味である。こういうラーメンを求めて食べ歩く楽しみはやめられない。

宮城県仙台市宮城野区榴岡1-7-33
営業時間
11:00〜21:30
定休日 水

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