豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ: 宮城県


kaichi

ようやく訪問する事が出来た店。

 カップ麺の味などすっかり失念しており、どんなラーメンなのだろうかと楽しみにしていた。

到着すると、日曜昼時にも関わらず、1〜2名の列。大型連休を外して正解だった。

店名やメニューなど至るところに書かれた「鶏だけでとった」スープは、十分なコクと旨味を大変ナチュラルで、こういうスープが当たり前に存在しているような印象すら持ってしまった。

茹でる前に力強く手揉みされた後、大きな鍋に投入。平ザルで丁寧にすくわれ湯切りされた後、丼へ投入された麺。強く縮れ、モチモチ感と力強い旨味が姿形を消すまで出続ける。味の主役は間違いなくこれ。

コリコリの食感と、熟成感のある旨味が特徴の鶏チャーシューは、以前新横浜ラーメン博物館で食べた笠岡ラーメンのそれを思い出した。他は、甘めの味付けのメンマ、大きめに輪切りされたネギ。

評価の高い理由を知ることが出来、遠征した甲斐があった。

宮城県仙台市青葉区国分町3-8-12
営業時間
11:00〜15:00
食材なくなり次第閉店
定休日
水、第1・3木

fujiya

コロナ禍後、初の仙台遠征。土曜日に時間が取れたこともあり、国分町界隈で意外と多い日・祝定休の店から、こちらを選択。

ワンタンメン(800円)を注文。

出てきたワンタンメンのスープを啜ると、熱々のラードがお出迎え。その下からは、豚骨、鳥骨、野菜などの食材が調和し、どっしりと構えたような味が伝わってきた。

細麺は固すぎず柔らかすぎのベストな茹で加減。麺の固め注文お断りとある通り、これ以上固くすると、ボロボロになるだろう。並々と注がれたスープに長く浸っても伸びず、しっかりと旨味を絡ませていた。

薄くとも噛み締めると意外なほど粘りがあった皮と、少量でも濃い味を出してい餡のワンタンも、存在感をしっかりとアピール。

それ以外の具は、タレの効いたチャーシュー、メンマ、ナルト、ゆでたまご、白ネギ。

昔ながらの味とあったので調べたところ、この分店も25年ほど営業しているようだ。また、似た味も思いつかない唯一無二の味で、貫禄と歴史と文化を感じることが出来た有意義な遠征だった。

宮城県仙台市青葉区本町2-14-26
営業時間
11:30〜15:30(スープなくなり次第終了)
定休日 日・祝

kuroku

有名店が近かったので、柳家から続けて訪問。

醤油(800円)の食券を購入。

真剣に鶏と向き合ったと謳われたラーメン。スープはしっかり鶏が感じられ、キレ味も良い。醤油の塩味が気になるラーメンがあるが、これは逆に鈍いかなと思った程。

麺は低加水中細麺で硬めの茹で加減と、10年くらい前に関東で多く見られた特徴のもの。もう少ししっとりしなやかさがあったほうが良いと思った。

具は、チャーシュー、やや甘く味付けられた太メンマ、冷涼感が効果的だった白ネギ、青ネギ、糸唐辛子。

出てきた時は「洗練された味」も、古くなることがある。果たして大枠を変えずに進化させることが出来るだろうか。

宮城県仙台市宮城野区榴岡2-2-12
営業時間
平日
11:30~14:00
18:00~23:00
土・日・祝
11:30~22:00
定休日 月(祝日の場合は火休)

yanagiya

納豆ラーメンを食べた経験は少なく、ほりうち@新宿の納豆ざる濱嵜家@本千葉の背脂醤油納豆ラーメン。タンメンになるが、めっちゃタンメンの納豆ミソタンメンくらい。いずれも納豆以外に一工夫あるメニューだったのは驚いた。

さて、この店の納豆ラーメンの写真がインスタグラムに上がり気になった。本店は岩手県だが、仙台駅至近に支店があるならと訪問。日曜正午に到着すると、既に満席と人気の程が伺えた。

券売機に一番人気とあった、キムチ納豆(920円)の食券を購入。

出てきたラーメンは意外な程ボリュームがあり、大盛りにしなくて良かったと思った。

始めにスープを啜ると、豚骨、納豆、野菜の旨味があっという間に味覚を駆け抜けていった。

続いて太麺を啜ると、もちもちの食感から、小麦粉の旨味と納豆や玉子のトロミがタッグを組み、助っ人としてスープや具が馳せ参じた。

その具は白菜、モヤシ、白ネギ、豚肉。名脇役としてスープや麺に寄り添っていた。

ひとつひとつの味は弱めだが、総力戦で一体感のある味を形成するラーメン。勿論、他では食べられない味である。こういうラーメンを求めて食べ歩く楽しみはやめられない。

宮城県仙台市宮城野区榴岡1-7-33
営業時間
11:00〜21:30
定休日 水

mizusawaya-chukasoba

4年ぶりに陸前落合で下車し、ようやくこの店を訪問。前回は到着時間が早過ぎて、唯一開いていた店に入ったが、その店を含めラーメン店が4軒もある事に驚かされた記憶が蘇った。

行列店と知っていたが、到着すると30人位並んでいたことは予想以上。しかし、回転が良く比較的早く中に案内された。

入口には至るところにステッカーが貼られ、中に入った脇に置かれた本棚にはコミックが多数置かれる。ところが、カウンターはメニューと駐車の禁止事項のみが貼られる対照的なもの。そして、調理担当のスタッフが多いことが回転の良さにつながっていると思った。

中華そば煮卵入(670円+税)+バター肉ご飯小(300円+税)を注文。

並々とスープが入った、ボリューム満点の写真と比べ、実物は意外と小振りな丼だった事に驚いた。並みだからかと思ったら、隣客が頼んだ特盛も同じ丼だった。

あっさりとした見た目に反し、鶏ガラ豚骨、背脂の蓋と、動物系の出しがしっかりと取られていたスープ。後半は鶏の甘さが味覚に伝わる。

細多加水麺は大変啜りやすく、その細身らしからぬ強い旨味が出ていたのは印象的だった。

具は、肩ロースチャーシュー、煮卵、メンマ、さやえんどう。

強過ぎないよう、他の食材の味に十分配慮された分量のバター。恐らく煮汁が醤油代わりに軽くかけられ、バターと上手く融合していた細切れチャーシュー。黒コショウが絶妙なアクセント。それらがベストな炊き加減のご飯と共に、味の共演を繰り広げていたバター肉ご飯。

力強さを感じたラーメン。それが写真の画角にあらわれているのかと思った。

宮城県仙台市青葉区粟生5-23-3
営業時間
11:30〜15:33
17:03〜21:03
土・日・祝
11:30〜21:03
スープなくなり次第終了
定休日 月

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