豚骨命の主にラーメンの話

ラーメンブログです。 所在地、営業日時、定休日、メニュー名、価格は、訪問時のものです。

カテゴリ: 新潟県

omoriramen.

ネットで初めて知り、行く機会を伺っていた店。

もやしラーメン(900円)+麺大盛り(100円)を注文。

客席が多く、厨房も広い店内。時折ただよう、スープや炒めものの香りで食欲がそそられながら待っていると、予想外に大きな丼に入ったラーメンが出てきた。

モヤシのほかニンジン一緒に炒めもられており、その香ばしさと最初の一口から、東池袋大勝軒の野菜ラーメンを思い出した。

厳選された豚骨を16時間以上かけて炊いた豚骨に、特注醤油ベースのタレを合わせたと謳うスープ。適度に乳化しているが、飲み口は非乳化のスープと同様。臭みはなく、豚骨と醤油タレが埋もれず出過ぎずに主張をしていた。

特注の小麦粉、カンスイ、塩、水で作られた太丸麺。柔らかめの茹で加減でぷるぷるの食感。スープ同様に主張しすぎない位の旨味を出していた。

具は、チャーシュー、メンマ、モヤシ、ニンジン、青ネギ。

ネットで見るまで存在すら知らず、新潟ラーメンの奥深さを知ることが出来、満足した遠征だった。

新潟県妙高市柳井田町2-12-20
営業時間
11:00~16:00(L.O15:30)
スープ無くなり次第閉店
定休日 木(不定休あり)


masahiro

存在を知ってから随分経つが、なかなか関東へ出店しないこともあり、とうとう現地に訪問することにした。

カレーラーメンセット(1000円)を注文。

出てきたラーメンのスープを啜る。タマネギの甘さを強調させたカレールーがあるが、このスープはそんなタイプ。甘さの余韻を残しながらスパイスの穏やかな辛さが伝わってきた。スープの材料はシンプルなものかと思いきや後から調べると、豚骨、鶏ガラ、カツオ、昆布、煮干し、野菜などとあり、考えてみればカレーラーメン以外の麺類も豊富だったので、この位使われるのは当たり前かと思った。

自家製麺はその細身から想像以上に力持ちで、カレースープを難なく持ち上げ、自身の旨味を合わせて味覚へ届ける。カレーライスのライスと何ら変わりない役目を担っていた。

牛肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなど、カレーライスでお馴染みの具が顔を揃えており、分かりやすい見た目と想像しやすい味に貢献している。

誰もが納得する、分かりやすいカレーラーメン。近くにあれば、気軽に食べに行くだろう。

新潟県三条市石上2-13-38
営業時間
火~木
11:30〜14:30
金・土
11:30〜14:30
17:00〜21:00
日・祝
11:00〜15:00
17:00〜20:30
定休日 月・第3火

aoshimashokudou

ついに来てしまった長岡市の青島食堂。今回は駅近のこちらを選択。秋葉原は連日行列だが、こちらは程よい客入り。

青島ラーメン大(850円)+ホウレン草増し(50円)+ネギ増し(50円)の食券を購入。

入口から縦に長い秋葉原に対し、横に広がるこちら。縦横の違いはあれど、明らかに秋葉原より長い店内。

大釜で茹でられる麺、店脇にまとめられたチャーシューと、秋葉原と同じ光景が見られた。

出てきたラーメン。生姜の香りに送られ、麺が入場してきた。秋葉原より柔らかめの茹で加減から、程よい旨味が味覚に広がった。

スープも秋葉原程醤油や生姜は立たっておらず、みずさわの様な丸さもない。適度な生姜醤油と豚骨ベースのキレあるダシの味が楽しめた。こう考えると、秋葉原やオランダ軒は、固めの麺に醤油や生姜を強めに効かせた関東向けアレンジなのかと分かった。

他店程の感動がなかったチャーシュー、添え物のメンマ、しゃっきり要員のホウレン草と白ネギ。

元祖の味を堪能できたことが嬉しかった。もちろん器を空にして退店。

新潟県長岡市宮内3-5-3
営業時間
11:00〜20:00
定休日 第3水

tsurikichi


YouTubeにNiigataRamenZというチャンネルがあり、少し前にこの店の動画を見て知った。果たしてどんな味なのだろうかと、訪問の機会を伺っていた。

到着し中に入ると、広い厨房を囲う様にカウンター席や座敷が、これまたゆったりとしたスペースで設けられていた。そして、圧巻だったのがダンボールを切って作られた箱に入れられた1日分のチャーシュー。

ラーメン大盛り(780円)の食券を購入。

ラーメンのスープを啜る。油で熱々さが保たれており、やや醤油が立つが、見た目から想像される程ではない。長岡ラーメンでお馴染みの生姜は香らないが、豚骨ベースで深みある味のダシと熟成醤油にチャーシューの旨味が加わったタレが、そんな事を打ち消してくれる。

軽く手もみされた後、大釜で茹でられる中細多加水麺は、主従の従。札幌味噌の様なプリプリの食感はなく、自身の味をスープに預けるかの様にあっという間に形を崩す。そして麺の味を纏ったスープは、より力強さを増していた。

具は、柔らかくしっかりと味の染みたチャーシューとメンマ、白ネギ。

生姜を補って余りある力強さが魅力のラーメン。長く支持される理由がよく分かった。

営業時間
定休日    無

mizusawa


久しぶりの新潟。どこへ行こうか迷った結果、長岡に決めた。

在来線への乗り継ぎ時間が長いのはよくある。幸いこの日は晴天。観光案内所でレンタルサイクルを借り、残るは店選び。長岡と言えば生姜醤油ラーメン。王道へ行くか、或いは・・・。とまたも迷った結果、割と近かったこの店へ向かうことにした。

らーめん大盛り(800円)+大盛り(100円)の食券を購入。

横長の広い厨房を囲む様にカウンター席がある。短辺側の椅子へかけ、しばし待つ。

寸胴に張ったお湯へ丼が投入され温められるダイナミックな光景から始まる。大釜で茹でられ、平ザルで一杯ずつ掬われ丼へ移される中太縮れ麺。塊から薄く切られるチャーシュー。あゝ青島食堂で見た光景が蘇ってきた。そういえば、店主は青島食堂の一番弟子の1人だと以前見た動画で紹介されていた。

ラーメンが出てきた。レンゲを近づけると早速生姜が香った。そのままスープを啜ると醤油、出汁、生姜のいずれも角が全くない口当たり。甘さ主体の旨味がしっかりと出ているが、何かが突出することないマナーの良さである。

中太縮れ麺はもちもちで柔らかめの茹で加減。これも出しゃばらない程度の旨味があった。

具は、これも味は染みているが、出しゃばらない味のチャーシュー、メンマ、存在感希薄だったホウレン草、このラーメンで一番尖っており、ミスマッチだった白ネギ。

昔の青島食堂の味を守っていると、前記の動画で店主が話していた。これだから食べ歩きは面白い。

新潟県長岡市城岡1-7-6
営業時間
11:00〜15:00
17:00〜20:00
定休日   月

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