当方が行ったことがある、君津市にある2軒のラーメン店のうちの1軒。前回訪問はこのブログを始める前で、前回同様、駅から徒歩で向かった。
30分程で到着すると、「冷たいラーメン美味しいんです。うち得意なんです!」と書かれた黒板が目に入る。が、久しぶりだからと、メニューの季節を進め、秋(830円)+大盛り(150円)+餃子(380円)+税を注文。
永福町大勝軒で見かけそうな大きな丼が出てきた。早速スープを啜る。硬派。最近のラーメンのスープは、香味油が最初のインパクトを作っていると思う事があるが、それとは無縁。醤油の味はするが、ツンと立つような辛さではない。何か固形物を含んだかの様である。が、しばらくすると鶏豚魚介等連合体の味が、まるで飴玉を転がすかの様に溶け出てきた。
スープと対照的だったのが麺。他店でも見られそうな細縮れで加水やや高めの特徴で、啜ると直ぐに小麦粉の旨味が味覚いっぱいに広がる。大盛りの名に相応しい量で、長い時間味わい続けられる。
具は、炙りチャーシュー、コリコリの食感が嬉しいメンマ、青ネギ、ナルト。
餃子の見事な羽根をパリパリした後、箸で割る。メニューに、今年の餃子は挽肉多めに使ったとあったが、主役はキャベツ。これだけ細かく刻まれているのに、シャキシャキの歯応えがしっかりと感じられる。食感の後は、挽肉、皮と一体となって味覚に響かせた。
ボリューム満点故、後半 冷めてくるのはやむを得ない。それでも麺はコシや喉越しの良さを保ち、スープや餃子は引き続き旨味が溢れていた。
胃袋も心も満たされ、会計へ向かった。
営業時間
定休日 月・火(祝日の時は営業)