
ラーメンWalkerキッチンで実施された、「東海の殿堂入り店」を味わい尽くす 第2弾は、「ラーメンWalkerグランプリ三重」殿堂店入り店。雑誌「ラーメンWalker東海2023」では「遠方からわざわざ訪れたくなる店」をコンセプトに作り上げられた上質な塩ラーメンが味わえると紹介されており、しかも店の方から来てくれたのだからこんなにありがたいことはない。胸がパンパンになるほど期待を膨らませ訪問。
塩らー麺(1400円)の食券を購入。
出汁には三重産熊野地鶏、煮干し、店公式ツイッターに上げられた国産豚ロース、タレに大豆や切り干し大根などが使われたというスープを啜る。まるで軟水のミネラルウォーターを飲んでいるかのような柔らかな口当たりから、各々の食材の旨味が、突出しないよう、和を乱さないように出ていた。
北海道産小麦をオリジナルブレンドした「無双小麦」を使用した、深緑@高坂店主の協力によって作られた自家製ストレート麺。小麦粉が強めに香った後は、液体を飲んでいるかのような滑らかな食感と小麦の旨味の出方だった。
具は、豚肩ロースと熊野地鶏の2種類のチャーシュー。ラーメンの味を邪魔しないよう、自身の味が引き立つように調理されたメンマ。小松菜、ワンタンは、麺と同じ小麦粉を使用した皮に包まれた黒豚とショウガが味を牽引していた。もしかしたら、この餡が一番わかり易い味の主張をしていたかもしれない。
大河を流れる水のように、重厚な味が穏やかにゆっくりと味覚上を流れていたラーメン。第1弾と合わせて、久しぶりに「殿堂入り」という冠がついた店のラーメンを食べることができ、有意義な時間だった。
出店期間
10/26〜10/31
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3-205
営業時間
11:00〜19:30(L.O)
定休日 不定